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中心市街地活性化のポイントは、公民連携とシティプロモーション

藤枝市長 北村正平氏に聞く

聞き手:黒田 隆明【2017.1.13】

静岡県藤枝市では、中心市街地活性化の基本計画第1期(2008年3月~13年3月)において、3つの目標指標数値(歩行者通行量・宿泊者数・公共施設利用者数)をすべてクリアした。第2期(2013年4月~18年3月)も、新たな目標指標数値(歩行者通行量・従業者数・居住人口)の達成に向けて、途中経過は順調だ。藤枝市における中心市街地活性化の考え方について、北村正平市長に聞いた。

(写真:廣瀬 貴礼)
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――藤枝市の中心市街地活性化の第1期計画では、3つの目標値をすべて達成しました。加えて、民間のマンション開発が進み、期間中の中心市街地の居住人口は約700人増えました。第2期(2018年3月)も目標値クリアに向けて経過は順調そうです。そのほかに中心市街地の活性化を示すようなデータはありますか。

 例えば、駅前の商業地(前島一丁目)の路線価は2年連続で上昇率が県下トップでした(発表資料)。また、2015年1月から16年5月までの1年ちょっとの間に、中心市街地エリアに61軒の店舗、あるいは事業所が出店しました(発表資料)。このうち30軒が空き店舗利用です。これはやはり、人口が増えてきたり、賑わいがつくられたりしてきたことで出店意欲が高まった結果だと思います。

――中心市街地活性化の基本計画認定を目指した経緯を教えて下さい。

 藤枝市の中心市街地はJR藤枝駅を中心とした約160ヘクタールです。当時、土地区画整理事業による宅地供給と、大型分譲マンションができたことからエリア内の居住人口は増えていたのですが、大型店や公共施設の郊外立地などから、中心市街地としての求心力が低下していました。そこで、公有地を公民連携で有効活用して、中心市街地の核となる事業を実現させようということになりました。

――求心力の低下があっても、やはり中心は駅前ということになるのでしょうか。

 藤枝市の場合は、――藤枝に限らず、特に東海道線沿線の街はどこもそうだと思うのですが――駅はその都市の顔ということになります。やはりそこが活性化するかしないかで、(内外から見た街の印象などが)だいぶ違ってくると思います。

藤枝市の中心市街地活性化基本計画の概要

 藤枝市では、国土交通省の認定を受けた中心市街地活性化基本計画に基づくまちづくりの取り組みを2期10年にわたり展開中だ。1期目は、歩行者通行量・宿泊者数・公共施設利用者数という目標数値をすべて達成した。

■第 1 期計画に掲げた目標および目標指標の状況
(資料:藤枝市)
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 一方で、(1)駅北地区における歩行者通行量の減少、(2)観光・交流需要の取りこぼし、(3)居住の場としての評価の低さといった課題も浮き彫りとなった。

 こうした課題も踏まえつつ、第2期では、(1)活動・交流の促進、(2) 広域拠点性の向上、(3)生活支援機能の充足、(4) 環境・防災機能の強化という方向性を打ち出した。目標としては、「人々が活発に活動・交流しにぎわうまち(活動・交流・観光の拠点づくり) 」「志太榛原地域の核となるまち(商業や業務、公益等の広域拠点機能の集積)」「安全・安心に生活が完結し、持続するまち(生活支援・サービス充実、都市防災・環境貢献の推進)」を掲げ、それぞれの指標として歩行者通行量、従業者数、居住人口の目標値を設定している。

■第2期の最新値
(資料:藤枝市)
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■中心市街地の範囲と3つのエリア
エリアを3つに分け、それぞれ特色のあるまちづくりを進めている(資料:藤枝市)
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