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全国自治体・視察件数ランキング2017

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発表! 公共施設編・総合TOP50

視察が多い公共施設、TOP50の6割近くが公民連携案件

オガール2施設に次ぐ3位は「ぎふメディアコスモス」

井出 一仁=日経BP総研 イノベーションICT研究所【2017.12.6】

TOP10には図書館を含む施設、役場庁舎がそれぞれ3施設

 視察が多い公共施設の第1位は、岩手県紫波町の「情報交流館」と「町役場庁舎」。ともに、総合ランキング(施設以外も含む視察の多い事業のランキング)で1位となった「オガールプロジェクト」の中核施設である。視察件数は「プロジェクト」の視察件数と同じ270件であり、すべての視察が両施設を訪れたことになる。情報交流館は「オガールプラザ」と名付けられた建屋の1階に、町立図書館や名産品店「紫波マルシェ」などとともに入っており、コンサートや研修、ミーティングなど、用途に応じたスタジオを備えている。

 オガールプラザは、SPC(特別目的会社)であるオガールプラザ株式会社が2段階プロポーザル方式により官民複合施設として整備し、完成後に町が情報交流館部分を買い取った。建物の残り部分はSPCが所有して運営・維持・管理を担当している。SPCは、土地を定期借地で紫波町から借り、賃借料を支払っている。

 官民複合施設としての視察は、テナント先付けによる逆算方式による施設整備、生鮮産品がそろう紫波マルシェの運営など、PPP(公民連携)の仕組みを目的としたものが多い。町産材を活用した木造(混構造)で地域熱供給を利用する町役場庁舎も、サービス購入型PFI方式が視察目的の一つになっている。

【3位】岐阜市の公共複合施設「みんなの森 ぎふメディアコスモス」のウェブサイト (出所:公式サイト)

 岐阜市の複合施設「みんなの森 ぎふメディアコスモス」は、94件の視察を集め、総合ランキングと同じく公共施設ランキングでも3位となった。最大所蔵可能数90万冊・座席数910席の「市立中央図書館」、活動・発表の場となるスタジオなどを備えた「市民活動交流センター」、国際交流の場となる「多文化交流プラザ」、セレモニーや展示のための「みんなのホール」「みんなのギャラリー」からなる。

 敷地は、市内の岐阜大学医学部などの跡地約1万5000平方メートル。2015年7月にオープン。世界的な建築家・伊東豊雄氏の設計による特徴的な木造格子屋根を備えた大規模な図書館を擁する公共複合施設として、多くの自治体の視察対象となったようだ。

 4位は2015年5月に開庁した豊島区役所本庁舎。東京メトロ有楽町線の東池袋駅に直結する区庁舎、商業施設、分譲マンションなどからなる地上49階、地下3階建ての複合ビルだ。区有地の権利変換と旧庁舎の跡地利用により、「借金ゼロ」で建て替えを実現したことで話題になった。

 5位は、69件の視察があった滋賀県長浜市の市役所新庁舎。2015年1月の開庁で、既存庁舎(東別館)の外壁などを全面改修することで、新築する庁舎と調和させた。採光・断熱・通風・屋上緑化などの環境技術を活用したほか、中心市街地の活性化を考慮した動線設計も施した。

【7位】神奈川県大和市の「大和市文化創造拠点シリウス」のウェブサイト (出所:公式サイト)

 6位の「とよたエコフルタウン」は総合でも10位にランクイン。7位には、神奈川県大和市の「大和市文化創造拠点シリウス」と、岐阜県多治見市の「星ヶ台保育園」が入った。シリウスは、図書館、芸術文化ホール、生涯学習センター、屋内こども広場からなる公共複合施設であり、組合方式による市街地再開発事業として施行され、2016年11月にオープンしたばかり。施設運営のコンセプトや指定管理者「やまとみらい」による運営、特定業務代行、公益施設の保留床取得など、施設の管理運営に関する視察が多い。星ヶ台保育園は、アレルギー対応の設備などへの関心が高い。

■ 全国自治体・視察件数ランキング2017
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