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シティブランド・ランキング2016

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「シティブランド・ランキング2016 -住んでみたい自治体編-」第1位・札幌市

街のブランドイメージは狙い通り、課題は雇用

札幌市長 秋元克広氏に聞く

聞き手:麓幸子=日経BPヒット総合研究所長、取材&文=北室かず子【2016.11.22】

企業誘致、起業支援で雇用創出を図る

2016年4月、JR東京駅近くに「札幌UIターン就職センター」を開設した。札幌の状況に詳しいキャリアカウンセラーによる就職相談、市内企業に対する学生などとの面談用ブースの提供などを行う(写真:札幌市)
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アフラックは本社のITシステム開発機能の一部を東京都府中市から札幌市に移転。札幌システム開発オフィスを2016年4月に開設した(写真:札幌市)
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――U・I・Jターンを促進するために、どのような施策を取っていますか。

 道内企業ではいろいろな業種で人手が足りません。そこで2016年4月、東京駅近くに人材確保の窓口(札幌UIターン就職センター)を設けました。札幌の企業の情報などを首都圏の大学生や札幌への移住に関心があるビジネスパーソンに知っていただくことを目的としており、設置から半年で多くの問い合わせをいただいています。

――企業誘致についてはどうでしょうか。また起業環境として優位な点はありますか。

 既にいくつもの大手企業のコールセンターを誘致しています。さらに近年は地震や台風の災害リスクが低いということで、複数の大手生命保険会社の本社機能の移転がありました。システム開発を行う部門が移転しているケースです。企業誘致には札幌の魅力のPRや補助金などの対応をしています。

 札幌はIT関係の起業が多い土地柄です。ITやバイオなど比較的少人数で業を起こせる分野では、大学をはじめとする研究機関との連携が重要ですが、産学連携が盛んに行われていることもその要因だと思います。札幌は150年前に日本中から集まってきた人たちでできた街ですので、古いしきたりやしがらみに束縛されない良さもあると思います。ぜひ、起業家の方々にも移住していただきたいですね。

平日に8万人が行き来する中心部の地下歩行空間

――けれども、やはり雪と寒さが心配です。

 その不安感は強いと思いますが、集合住宅で暮らせば雪かきの心配はありませんし、建物は断熱がしっかりした北国仕様ですから、室内は東京よりも暖かいくらいですよ。そして市内中心部には地下街と地下歩行空間の地下ネットワークが広がっていて、地下鉄駅の近くにお住まいになれば、ほとんど雪を意識しないで通勤や買い物ができます。便利な場所に手ごろな価格で住まいを確保できるのも札幌の魅力です。

 札幌駅と地下鉄大通駅を結ぶ直線距離520mほどの地下歩行空間は「チ・カ・ホ」として市民にすっかり定着しました。平日は地上と地下で約8万人が行き来しています。地下空間をウォーキングしている方もおられます。

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札幌駅と地下鉄大通駅を結び平日8万人が行き来するチ・カ・ホの風景とマップ。広場も設置されており、指定管理者の札幌駅前通まちづくり株式会社が運営し、賑わいを創出している(写真・資料:札幌市)
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――8万人ですか。1つの商圏といってもいい規模ですね。

 以前の地上通行量は約3万人でしたから、ずいぶん多くの人が行き来するようになりました。札幌駅周辺と大通地区の商業ゾーンが地下でつながったことで回遊性が高まり、賑わいも増しました。さらに幅20mの通路の両側それぞれ4mにワゴンでの販売や展示などができる帯状のスペースを設けています。収穫シーズンには直販野菜も並びますよ。より利便性が増すよう、沿道ビルの建て替えの際には地下との接続を官民連携で進めています。

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  • 日経BP総研


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