日経BPインフラ総合研究所と新・公民連携最前線は、市区町村(政令指定都市は行政区単位)の人口関連のデータを集計・分析して「人口総合ランキング」を作成した。今回で2度目の調査となる。

 「人口増加自治体・総合ランキング2010-15」ランキングは、(1)2010年と15年(速報)の国勢調査による人口の増減率、(2)国立社会保障・人口問題研究所(社人研)が作成した「日本の地域別将来推計人口」(2013年3月)による2040年までの人口増加率、および、(3)日本創成会議による2040年までの女性増加率(人口移動が収束しない場合の20~39歳女性人口比率)の3つの要素から算出した。この5年間で人口が増えているかどうかに加えて、今後の自治体のポテンシャルも含めて評価してランク付けしたものだ。

 トップ10をエリア別でみると、九州・沖縄が4団体、関東4団体、東北1団体、中部1団体となり、九州・沖縄地区の健闘が目立つ。20位以内に範囲を広げてみても九州・沖縄地区から9団体がランクインしており、半数近くを占める結果となった。県別では20位以内に福岡県、沖縄県、愛知県から3団体、熊本県、埼玉県から2団体がランクインした。一方で近畿地方は、滋賀県の栗東市(22位)や草津市(23位)、大阪市北区(24位)が上位に肉薄しているものの、20位以内に入ったのは京都府木津川町(16位)だけである(三重県朝日町が17位にランクインしているが、今回、三重県は中部地方とした)。

 今回は全国ランキングと同時に「人口増減率ランキング2015」も公開している。こちらは住民基本台帳に基づく人口増減データから1年間の人口増減率をランキング付けしている。人口増減という切り口から市区町村の“今”の勢いを見ようとしたものだ。

人口総合ランキング2010-15 全国TOP50(その1)
順位市区町村(都道府県)2010-15
増減率
人口総数
2015
人口総数
2010
2040
人口指数*
2040
女性指数*
1富谷町(宮城県)9.6751,59247,042124.40108.34
2粕屋町(福岡県)8.0345,37141,997129.81111.31
3長久手市(愛知県)10.7157,59352,022122.1792.37
4新宮町(福岡県)22.9330,33924,679114.0590.88
5吉岡町(群馬県)6.4921,08619,801114.98101.92
6豊見城市(沖縄県)6.7561,12857,261123.7596.36
7横浜市都筑区(神奈川県)5.28211,899201,271125.24113.39
8大津町(熊本県)7.1933,48031,234112.5894.50
9吉川市(埼玉県)6.8369,75965,298110.48101.66
10滑川町(埼玉県)5.1318,21117,323115.12100.83
11菊陽町(熊本県)8.6440,99637,734114.6386.93
11福岡市西区(福岡県)7.09206,974193,280112.2891.40
13八重瀬町(沖縄県)9.0129,08426,681110.2889.87
14日進市(愛知県)4.4888,01084,237116.47101.81
14南風原町(沖縄県)6.4537,51835,244112.7289.49
16木津川市(京都府)4.4272,84369,761115.50103.74
17朝日町(三重県)9.7310,5639,626112.5385.20
18高浜市(愛知県)5.0546,25244,027110.6097.63
19鳥栖市(佐賀県)5.5572,91069,074108.1397.59
20野々市市(石川県)6.2455,12251,885112.8887.64
20江東区(東京都)8.10498,144460,819108.5488.03
* 2010年を100とした場合

人口総合ランキング2010-15 表の見方とランキング算出方法

■表の見方
2010-15増減率
国勢調査による2010年-15年の人口増減率(15年は速報値)
人口総数2015
「平成27年国勢調査(人口速報集計)」より
人口総数2010
「平成22年国勢調査」より
2040人口指数(※1)
国立社会保障・人口問題研究所「日本の地域別将来推計人口」(2013年3月)の2040年の将来推計人口に基づき、2010年を100とした場合の指数
2040女性指数(※2)
日本創成会議による「全国市町村別「20~39歳女性」の2040年の推計人口」(2014年5月)の人口移動が収束しない前提における2040年の将来推計人口に基づき、2010年を100とした場合の指数
注) (※1)と(※2)については、8政令指定都市(さいたま市、相模原市、新潟市、静岡市、浜松市、堺市、岡山市、熊本市)における行政区単位のデータ、および、福島県の市町村単位のデータがない。このため、上記8政令指定都市の行政区には、一律で市単位の数値を、福島県の市町村には一律で県単位の数値を代用した。
■ランキング算出方法
全市区町村(政令指定都市は行政区単位・合計1896団体)を対象に、
(1)国勢調査による人口増減率
(2)国立社会保障・人口問題研究所公表の2040年までの人口増加指数
(3)日本創成会議公表の2040年までの20-39歳女性人口増加指数
の3項目それぞれについて、1位に1896ポイント、最下位に1ポイントを付与し、3項目の合計ポイントが最も多い自治体を1位としてランキングを付けた。政令指定都市については、政令指定都市のみでポイントを付け、参考ランキングとして別途掲載した。
■人口総合ランキング2010-15 INDEX

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