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地方で活発化する“人”への投資

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【鳥取県】IoTにも対応、人口最少県のIT人材育成への挑戦

小口 正貴=スプール【2017.2.28】

実践に沿った研修で即戦力人材を育て上げる

 ITに特化した求職者向けのプログラムは、実はTORIoTよりも前から取り組んでいる。CMXの第1期から取り組んでいる「課題解決型高度ICT人材育成事業」である。県内IT企業から要望をヒアリングした上であらかじめ“ほしい人材”を把握。実践形式の講座で育成する内容となっている。TORIoTと同様、地元民間企業のアクシスが企画・運営を担当する官民プロジェクトで、内容は「Javaプログラマ育成」と「ネットワーク技術者育成」の2つを設けた。

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写真4●アクシス社内で実施されたJavaプログラミング開発演習の様子

 実践型にこだわるのは、「鳥取のIT企業では最初から最後まで全てをこなす必要があるため」(藤原氏)。全国で同様のIT研修を経験してきた阿部氏は、「自治体主導の講座は、3日間程度で終了することがほとんど。これだけ長期間にわたり取り組む意気込みが素晴らしく、企画内容を聞いただけですぐに賛同した」と率直な感想を漏らす。

 担当するアクシスの藤原和彦氏が「本当に人手が足りない」と嘆くように、企業の切実なニーズから始まった育成講座だけに、内容は実践的なものになっている。例えばJavaプログラマ育成は、15日間の前半と20日間の後半に分かれ、順を追って開発手法をみっちりと学ぶカリキュラムとなっている。後半の開発演習は、実際の会議室予約システムを想定したプログラムを課題とした。講師を務めた阿部晋也氏は「仕様書を読み、業務に沿って決められたことをきちんとこなすことを目標としている」と話す。

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写真5●左からアクシスの藤原和彦氏、講師を務めた阿部晋也氏

 若い求職者の数自体が少ないこともあって、人材育成事業は、まだ必ずしも大きな成果に結びついているとはいえない。ただ、少しずつ形にはなり始めている。これまでの2年間で、講座を経てアクシスに7人、他社に2人が入社した。このうちアクシスの正社員の4人と他社入社の正社員1人は、オラクルのJava認定資格「OCJ-P Silver」を取得している。

企画・運営
  • 日経BP総研


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