<前編「“布製の柔らかい自動車”が目指す人にやさしい社会」を読む>

 超小型モビリティとは、国土交通省のホームページによると「自動車よりコンパクトで小回りが利き、環境性能に優れ、地域の手軽な移動の足となる1~2人乗り程度の車両」と定義されている。軽自動車より小型の電気自動車だが、1人乗りのミニカーより使い勝手の良い2人乗り。高速道路は走れないが、電動アシスト自転車や電動車いすにない、自動車感覚で乗れる新しい乗り物だ。

 国土交通省都市局・自動車局が「超小型モビリティ導入に向けたガイドライン」を作成したのが2012年。さらに遡り、国が超小型モビリティの市場調査を開始したのは2008年。2010年から3年間かけて実証試験を実施し、2013年には「公道走行を可能とする認定制度」が発表されている。こうした流れから、2016年には市販できるだろうという触れ込みもあって、大手自動車メーカーやベンチャー企業がさまざまな超小型モビリティ車を開発してきた。柔らかい布の小型電気自動車『rimOnO(リモノ)』もそうした流れで生まれたものだ。

 ところが、いまだ市場展開は未知数。日本は超小型モビリティの開発と展開において、海外諸国より立ち遅れているという指摘もある。大手メーカーも参加しているのに、なぜまだ市販できないのか。そして、それに対するリモノの展開は? 今回は、解決すべき課題とそれを克服するためのモノ作りについて聞いた。
(インタビュー:nikkei BPnet 今井丈彦、構成:波多野絵理、写真:小川拓洋)

超小型モビリティ『rimOnO(リモノ)』
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