ハミガキを嫌がる子供が夢中になれる「マウスモンスター」

 歯磨きで苦労するのは、「自分の歯磨き」だけではない。自分自身はなんとかなるけれども、「子供が歯磨きを嫌がって困っている」という子育て世代も多いのではないだろうか。

 「ユーザーへのインタビューでも、子供に虫歯ができると、幼稚園や保育園で『駄目なお母さん』というレッテルが貼られてしまうのではないかと、プレッシャーを感じている人が多かった」とガム プレイ開発を手掛けたサンスターの松富信治氏(オーラルケアカンパニー日本ブロックマーケティング部)は話す。

ガム プレイ開発を手掛けたサンスターの松富信治氏(オーラルケアカンパニー日本ブロックマーケティング部)
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 そんな人たちの強い味方になりそうなのが、知育アプリの「マウスモンスター」だ。このアプリは、口腔内細菌をモンスターに見立て、歯磨きをすることで倒していくというもの。ゲームを楽しむ感覚で、歯磨き習慣が身に付けられるというわけだ。

知育アプリ「マウスモンスター」
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 マウスモンスターには、「1分モード」と「3分モード」がある。1分モードは、口に歯ブラシを入れることに慣れさせる段階の子供向け。最後に「しあげみがきしてね、ママとパパにたのんで、いっしょにやりましょう」というメッセージを出していることからも分かるように、まずは1分間、子供自身にやらせることで、歯磨きに慣れさせる。その後、親が仕上げ磨きをすることを想定している。

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 残り30秒を過ぎると、巨大なボスモンスターが登場し、BGMがテンポアップ。うまく磨けているとフィーバー表示が出て、加点されていく。

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 磨いているうち、ついついモンスターを倒すことに夢中になり、ゴシゴシと強く磨き過ぎることがある。そんなときは「もっとやさしく。モンスターといっしょにおくちのなかまで、いためちゃいますよ」とアラートが出る仕組みだ。

 磨き終わりには、点数とレベルが表示される。それだけではない。倒したモンスターを「モンスターブック」にコレクションできる仕組みも用意している。このように随所に、子供でも飽きずに楽しめる工夫を施しているのだ。

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 モンスターの数は、全部で92種類。元となる口腔内細菌について記したプロフィルも全てのモンスターに添えてある。「専門家が見てもニヤリとするようなリアルな内容」(松富氏)に作り込んだという。イラストも、菌の形状や特徴をモチーフにして作成した。

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 「我が家の2人の子供も、モンスター退治を楽しんでいます。すぐ飽きるかなと思いましたが、夢中になってやっていますね。モンスターの様子を見せながら、『今やっつけているから、ちょっと口を開けておいて』というと、仕上げ磨きもさせてくれます」(松富氏)

 ユーザーからも、「子供が自分で歯磨きをしてくれるので、育児の負担が減りました」「歯科衛生士さんに褒められました」などと松富氏らが事前に予想していた以上に数多く、高く評価する声が届いているという。

Nextブラッシングに合わせて楽器を演奏「マウスバンド」