日本は、宇宙ベンチャーの数は少ないもののアジアの中で唯一、宇宙ベンチャーブームの起きている貴重な国だ。その中でも、世界に例のないサービスを実現させようと奮闘する3人の起業家は、会社を立ち上げてから、どのような道筋をたどってきたのだろうか。宇宙ビジネスを成功させるための条件は何か。前編に続き、日本の宇宙ビジネスを牽引するアストロスケールの岡田光信氏、ispaceの袴田武史氏、ALEの岡島礼奈氏の3人が熱く語る。
(取材・文=荒舩良孝、インタビュー写真=小川拓洋)

前編はこちらから
世界に挑む日本の宇宙ベンチャーの挑戦~宇宙ゴミ除去、月資源探査、人工流れ星

左からALE(エール) CEO 岡島礼奈氏、アストロスケール CEO 岡田光信氏、ispace CEO 袴田武史氏
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アストロスケール CEO 岡田光信氏

岡田氏

 1973年生まれ。東京大学農学部卒業後、大蔵省(現財務省)主計局に勤めた後、経営コンサルティング、IT起業などを経て、2013年にスペースデブリの除去に取り組む世界初の企業ASTROSCALE PTE. LTD.を創設。2015年には東京に研究開発拠点を設立する。


ispace CEO 袴田武史氏

袴田氏

 1979年生まれ。名古屋大学工学部を卒業後、米ジョージア工科大学大学院に進学。航空宇宙システムの概念設計で修士号(Aerospace Engineering)を取得し、帰国後にコンサルティング会社へ入社。2010年「Google Lunar XPRIZE」への参加を目的に設立された「White Label Space」に参加。はじめはヨーロッパと日本の混成チームとして活動したが、2013年にヨーロッパチームが撤退し、日本単独のチーム「HAKUTO」に変更。同時に、運営母体の組織を株式会社ispaceに変更する。


ALE(エール) CEO 岡島礼奈氏

岡島氏

 1979年生まれ。東京大学理学部天文学科卒。同大学院にて理学博士(天文学)博士号を取得後、ゴールドマン・サックス証券に就職。同社を退社後に人工流れ星の事業に取り組み始め、2011年9月にALEを創業した。

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