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池袋、豊島区庁舎移転を機に玉突き再生始まる

「東京大改造マップ2020 最新版」より

宮沢 洋=日経アーキテクチュア【2015.4.27】

西口の再生もついに始動

 駅をまたいだ西口でも大きなプロジェクトが進み始めた。地権者らで構成する池袋駅西口地区まちづくり協議会は、14年9月に池袋駅西口駅前街区の基本構想案を公表。高層2棟を含む計13万2000m2規模の開発を検討している。西口にも東口と同様にサンクンガーデンを設け、東西の回遊性を高める。

協議会が14年9月に示した池袋駅西口駅前街区の基本構想案。東口と同様にサンクンガーデンを設け、にぎわいを創出する。「新たな取り組みを容積率緩和の対象とするために、都市再生緊急整備地域の指定を国に働きかけていく」(豊島区拠点まちづくり担当課の三沢智法課長)(資料:豊島区)
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 西口駅前には小規模で不整形な敷地が多く、築30年以上の老朽化した建物が9割を占める。好立地を生かし切れていないことに加え、防災上の問題もある。協議会は豊島区が事務局を務め、三菱地所がまちづくり協力者として参加している。完成には10年程度かかるとみられる。

 東西の回遊性を高めるという意味では、西武池袋線東側の西武鉄道旧本社ビル建て替え(19年竣工予定)に伴い、線路をまたいで東西をつなぐ南デッキの建設も現実味を帯びてきた。現在、区と西武鉄道、JR東日本の間で協議が進められている。

池袋駅を東西に行き来するには、現状では地下通路を通るしかなく、災害時の安全性が疑問視されている。線路をまたぐ東西デッキの必要性が以前から指摘されてきたが、西武鉄道旧本社ビルの建て替え(2019 年竣工)に伴い、実現に動く公算が高まってきた(資料:豊島区)
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 池袋駅は新宿駅に次ぐ国内2位の乗降人数を誇りながら、長く“駅袋”と揶揄(やゆ)されてきた。東口の西武百貨店と西口の東武百貨店で消費行動が完結してしまい、駅の外に人が出てこないという意味だ。一方、「住みたい街ランキング」で上位に入ったり、アニメ関連の店舗が急増するなど、街のポテンシャルは高い。

 駅周辺が変わらないことに危機感を持つ豊島区が庁舎移転を機に、再生に本腰を入れ始めた。区がまいた種をきっかけに、民間の開発意欲に火が付くか。まずはエコミューゼタウンのにぎわいが試金石となりそうだ。

表紙

東京大改造マップ2020 最新版
編者:日経アーキテクチュア
「東京大改造マップ2020 最新版」は、4月6日に紙版電子書籍を、4月23日に開発プロジェクトデータ集2015年版を発売した。池袋以外の注目エリアの解説などはそちらをご覧いただきたい。
企画・運営
  • 日経BP総研


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