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駅前商業施設で図書館と大型書店を融合、桶川市

カフェやイベントスペースも一体整備「OKEGAWA honプラス+(オケガワ ホンプラス)」

三上美絵=ライター【2016.2.18】

埼玉県桶川市は、駅前の商業ビルに入居していた駅西口図書館をリニューアル。2015年10月から、書店の大型店舗と隣接させて一体感のある運営を展開している。蔵書や閲覧席、子供向けスペースを増やすなど図書館面積を約2.5倍に広げ、大型書店も含めた“規模の論理”による相乗効果で幅広い層の来館を促す。

 書店で本を購入した人が、店舗内のガラスドアを通って図書館へ入っていく。かと思えば、図書館で本を借りた人が、同じドアから書店側へ移り、雑誌を手に取る――。2015年10月にオープンした「OKEGAWA honプラス+(オケガワ ホンプラス)」(埼玉県桶川市)では、そんな光景が珍しくない。

 オケガワ ホンプラスは、桶川市立駅西口図書館と、丸善ジュンク堂書店の運営する大型書店「丸善桶川店」が融合した新しい文化・交流施設。新都市ライフ(東京都新宿区)が所有、運営・管理する桶川駅西口駅前のショッピングセンター「パトリア桶川店(愛称:おけがわマイン)」のリニューアルに伴い、同施設の3階に誕生した。図書館と書店のほか、カフェとイベントスペースを一体的に整備した空間だ。

2015年10月にオープンした「OKEGAWA honプラス+(オケガワ ホンプラス)」。写真中央の共有スペースに面して左手に書店、右手にカフェ(カフェ・ド・クリエ)、奥に桶川市立駅西口図書館がある(写真:丸善)
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オケガワ ホンプラスの平面図。イベントスペースはビルオーナーの新都市ライフが管理する(丸善提供の資料を一部加工)
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JR桶川駅から商業施設「おけがわマイン」へはデッキでつながっている。オケガワ ホンプラスのある3階は、半フロア分の階段を上ってすぐ。駅西口図書館はリニューアル前の4階から3階へ移り、駅からのアクセスが向上した(写真:編集部)

 おけがわマインのリニューアルは、全館4フロアを借りていた東武ストアが売り場を縮小する意向を示したことを受けて行われた。オケガワ ホンプラスは、この施設リニューアルに伴い、新都市ライフと丸善が2014年10月に共同で桶川市へ提案したもの。提案内容は、同ビル4階に入居していた駅西口図書館を駅からアクセスしやすい3階へ移して面積を広げること、書店と隣接させ連携を図ること、図書館運営には指定管理者を導入することなどだ。

 桶川市では、もともと駅西口図書館が入居していたビルのオーナー側からのこの提案を受け、検討委員会を組織。「市の第五次総合振興計画と図書館サービス基本構想に照らして委員会で検討を重ねた」と桶川市教育委員会図書館の山内恵館長は説明する。最終的に議会の同意を得て、2015年3月に市と新都市ライフ、丸善が新たな文化交流事業の協議を行うことについての基本協定を結び、計画がスタートした。提案から約1年というスピードでリニューアルが実現した。

「滞在型の図書館」を目指し、パーゴラやグリーンを配してリラックスできる雰囲気を演出したスペースも(写真:編集部)
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