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事例研究

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再開発エリアの公共アート群を官民折半で修復、立川市

作品の「カルテ」で将来の維持管理に備える

長井 美暁=ライター【2016.2.16】

東京都立川市が民間と協働し、2014年度から2カ年計画で進めてきた「ファーレ立川アート」の43作品に対する修復再生事業がまもなく完了する。3月5日の土曜日には修復披露イベント「Faret Tachikawa Art Reborn Festa」が開かれる。

「ファーレ立川」地区の一角。手前のアート作品は、サンデー・ジャック・アクパン氏(ナイジェリア)の「オブジェ―見知らぬ人」。奥の赤い植木鉢のような作品は、「ファーレ立川アート」のシンボルともいえるジャン=ピエール・レイノー氏(フランス)の「オープンカフェテラス」(写真:編集部)
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修復中の「オープンカフェテラス」。外観の赤色が退色し、塗膜剥離により地色も表れていたので、2015年春、残っていた色見本をもとに全体を再塗装した(写真:ファーレ立川アート再生実行委員会)

 「ファーレ立川アート」はJR立川駅北口から徒歩5分の「ファーレ立川」地区内にあるパブリックアート作品群の総称だ。「ファーレ立川」は米軍基地跡地の再開発事業により、1994年10月に完成。5.9ヘクタールの敷地内に高島屋、パレスホテル、映画館、オフィスビルなど計11棟が建つ。事業計画は、立川市と東京都の要請を受けた住宅・都市整備公団(現・都市再生機構)が進めた。このエリアに36カ国92人のアーティストによる109点ものアート作品が点在する(「ファーレ立川アート」についてさらに詳しくはこちら)。

完成から20年、街ぐるみでアートを守る

 完成後20年がたち、制作したアーティストが亡くなったり、ネームバリューが高まったりして、作品群の価値は当時より文化的にも金額的にも増している。一方、作品群は屋外に設置されているため常に日射を浴び、風雨にさらされる。時には心ない人が落書きやいたずらをすることもある。「ファーレ立川アート」も年月の経過とともに、劣化や損傷が目立つようになってきた。

 そこで立川市は、「ファーレ立川」20周年記念事業として、「ファーレ立川アート修復再生事業」を2014年度と15年度の2カ年にわたり実施することとし、官民連携による「ファーレ立川アート再生実行委員会」を立ち上げた。実行委員会には市民団体、民間企業、公共的団体などが協力。実行委員長には立川商工会議所会頭の佐藤浩二氏が就任した。

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レベッカ・ホーン氏(ドイツ)の作品「禅庭のためのエネルギー・バロメーター」は、松の枝からぶら下げていたが、松の木が成長したことで作品の体をなさなくなっていた。また、棒状の部分7本のうち3本がなくなり、1本は大きく損傷していた(写真:ファーレ立川アート再生実行委員会)
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