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キーパーソン登場

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都市住民の農業体験ニーズを掘り起こす

アグリメディア代表取締役 諸藤貴志氏に聞く

聞き手:高山和良=ライター【2016.8.4】

諸藤貴志氏(写真:編集部)
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首都圏を中心に都市緑地を活用した貸し農園「シェア畑」を急拡大させている農業ベンチャーのアグリメディアが、神奈川県の自治体と連携して、二つの新しい農業ビジネスを相次いでスタートさせた。第一弾は、この4月に伊勢原市にリニューアルオープンした体験型市民農園の「アグリーパーク伊勢原 八幡谷戸ふれあいガーデン」(以下、アグリパーク伊勢原)。第二弾は、この7月に発表した「里山シェア大井松田」という、足柄上郡大井町で展開する市民農園を核にしたサービスだ。同社ではこのほかにもいくつかの事業を計画している。代表取締役の諸藤貴志氏に、これらの取り組みについて語ってもらった。

――アグリメディアが指定管理者として運営している伊勢原市の市民農園「アグリパーク伊勢原」(関連記事)は、従来型の市民農園とどこがちがうのですか。

 従来型の、農園を貸すだけの市民農園を運営しながら、自主事業としていくつかのサービスを付けた独自の貸し農園事業を展開しています。

 当社は現在、首都圏を中心に「シェア畑」という遊休農地を活用した体験型の農園事業を展開しています。シェア畑とは一言で言うと手ぶらで通えるサポート付きの畑レンタル・サービスです。このノウハウを生かして、「アグリパーク伊勢原」では、野菜を育てるサポートが受けられる貸し農園のほか、バーベキューや収穫体験などレジャーを提供するサービスも提供しています。

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左は谷区等々力の住宅地にあるシェア畑。右は大山の東に位置するアグリパーク伊勢原(写真:高山和良)

――神奈川県からの委託事業として運営する「里山シェア大井松田」も自治体と連携しての事業ですが、「アグリパーク伊勢原」とは違ったスタイルですね。

 「里山シェア大井松田」は、「移住せずとも、田舎が持てる」というコンセプトのサービスです。「里山シェア」という名称もそれがイメージできるようにしました。

 「アグリパーク伊勢原」との大きな違いの1つに、温泉宿泊施設と連携したことがあります。今回の事業でこの場所を選んだのも、宿泊施設があることが決め手となりました。

 核になるのは大井町柳地区と大井町篠窪地区の二つの農場です。そして、農園の近くにある温泉宿泊施設「いこいの村あしがら」と連携しました。そのほか、野菜を収穫して調理や加工をするスペース、クラブハウスなどがあり、それらを組み合わせてサービスを展開します。

 会員になると、農場にサポート付きの自分の畑が借りられて、農作業体験や収穫ができます。野菜づくりについては我々のスタッフが全面的にサポートしますからまったくの初心者でも畑ができます。これに加えて、田んぼとみかんの木のオーナー制度が付いています。野菜、米、果物を育てられるわけです。畑仕事の後には近くの連携施設「いこいの村あしがら」の温泉につかってさっぱりしてから帰ることができます。会員の種類によっては割引で宿泊も可能です。さらに、特産のフルーツが定期的に収穫でき、農業体験を中心に地域イベントを週1、2回のペースで開催しますので、いつ来ていただいてもそれに参加できます。7月から利用者募集を開始し、9月から実稼働予定です。

「里山シェア大井松田」の公式サイト
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企画・運営
  • 日経BP総研


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