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ワクスタの視点

「イクボス」部長が自ら時短勤務(5/5)

ニフティ 長谷川晃司さんのケース

フルタイムに不公平感を生じさせない

 上司が時短勤務であることに、部下は不満や不自由を感じることはないのだろうか。同部の課長、上田真弓さんはこう話す。

 「私自身も時短勤務をしているので、上司が時短勤務しても基本的に問題はありません。ただし、管理職2人が時短勤務という状況のため、本来は少数派であるはずの側が、働きやすい環境になっています。逆に、フルタイムで働いて、残業できる立場にある人たちが不公平を感じているかもしれないという課題意識があります。不公平なだけでなく、ひとりで残業していると寂しい、仕事終わりにみんなで飲みに行けない、という気持ちにつながってしまうのではないかと思います」

 対応策はまだ見いだせていないとのことだが、一歩未来へ進んだ課題と言っていいだろう。

管理職の二人が同じ時短勤務であることで、それ以外の人が働きにくくならないよう配慮したいと言う(写真:アバンギャルド)

 その上田さんは、つい最近、家とくらしに関するメディアを立ち上げたばかり。

 「『すごくゴージャス』か『チープに節約』かの両極端の情報があふれていて、私のような立場の人にに“ちょうどよい”ものがないところに目を付けてスタートさせました。また、根拠あるしっかりした記事を読みたいというニーズを捕らえて、書き手には専門家を揃えています」

 子育て世代の気持ちを代弁しつつ、足りない部分をサービスとして提供している。長谷川さんは、さまざまな境遇の人が一緒に働くことに大きなメリットを感じている。

 「アプリやサービスを企画する際、職場のアイデアや雰囲気が非常に役立ちます。育児しているお母さんに『こんなサービス使わない』とストレートに言ってもらえるのはありがたいです」

 スマホアプリ「おたよりBOX」も、そのようにして生まれた。幼稚園や学校で配られる紙の「おたより」を整理するためのアプリだ。書類をスキャンしてまとめるアプリは多々あるが、当事者でないと気がつかない工夫が満載。子育て中のお母さんのアイデアから、「刺さる」プロダクトが生まれている。

 子育てをしながら働く女性の能率は非常に高いかもしれない。長谷川さんが「帰宅前の1時間は話しかけられない」と言うほど集中している。ただ、それだけでなく、さまざまな経験をしていることで生まれるアイデアがある。長谷川さんのチームは、ユーザーにリサーチするだけでは生み出せないサービスを今後も作っていくのだろう。

(写真:ニフティ)
記事に関連するニフティの制度
時間に対する制度

 ・フレックス勤務制度(コアタイム10~15時)
 ・短時間フレックス勤務制度(コアタイム10~15時)
 ・短時間勤務制度(コアタイムなし)

場所に対する制度

 ・育児・介護のための在宅勤務制度

栃尾江美=アバンギャルド

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