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ワクスタの視点

男性も育休!権利と義務の意識づけが能率向上に

日本生命保険 大友正隆さんのケース

日本生命保険の金融法人業務グループで課長補佐を務める大友正隆さん(写真:栃尾 江美)

 昨今は女性だけでなく、男性の育児休業も推奨されるようになってきた。女性のライフスタイルを改善していくためには、家庭内外を含めて男性からのサポートは欠かせない。その中で、一番身近なのは夫。直接的に家事や育児に参加できる貴重な“一馬力”だ。

 日本生命保険が男性の育休を推進し始めたのはたった3年前。初年度から男性の育児休業取得率は100%。育児休業は、子どもの出生日から、1歳6カ月になった翌日以降の年度末までに取得できる。取得者の多くは1週間という短い期間ではあるが、それまでは、男性が育児休業を取れる制度を社員でも知らないような状況だったというから、驚くべき数字といえよう。

子どもが1歳の時に育休取得

 同社の金融法人業務部 金融法人業務グループ 課長補佐の大友正隆さんも、育児休業を取った男性社員の一人だ。2009年に入社し、しばらくは福岡県の久留米支社に勤務。2011年に本社へ転勤となった。現在は、メガバンクや証券会社などの金融機関が窓口となる商品を提供する業務に携わっている。内勤主体で営業の支援やサポートをしたり、戦略を策定したりする。

「結婚したのは、東京に転勤になった2011年12月です。子どもが産まれたのは3年目の2014年10月でした。育児休業が有効なタイミングを把握したうえで、妻の希望する日程で取りたいと思っていました。『どうせなら節目のときにしよう』ということで、1歳の誕生日を迎える週に取得しました」

 第一子は、母親にとっても初めてのことばかり。いつ頃取得してほしいというのは、なかなか決められるものでもないだろう。「大変なとき」に家に居てほしいという思いもあるが、「大切な日」に一緒に過ごしたいというのはポジティブなとらえ方だ。育児は大変なだけでなく、これまでにない幸せをくれるもの。大切な日にゆっくりと家族で過ごすのは、貴重な体験だったに違いない。

「ちょうどよちよちと歩き始めた頃で、誕生日には子どもに一升餅を担がせたりしました。それまでは平日といえば朝と夜しか子どもと接することができませんでしたが、毎日べったり一緒というのは初めてでした。驚いたのはコミュニケーションがなかなか取れず、『どうにもならない』がある世界だということ。それを普段はひとりでこなしているのですから、妻の大変さは本当に実感しました」

 それまでは、子どもが夜中に起きても「仕事で疲れてるだろうから寝てていいよ」と言われていたが、休み中は夜中に起きて寝かしつけもした。

「日頃から家事育児は明確に分担を決めているわけではなく、できる方がやる、という感じです。ミルクやおむつ替えなど、短いスパンでやらなければならないことはできるだけ自分がやるように。また、食事も作っていました」

男性では苦手な人の多い料理も、特に抵抗はないという大友さん(写真:栃尾 江美)

 1週間の休暇が終わるときには、率直にどんな気持ちだったのだろうか。

「子どもとべったりだったので、寂しい反面、『大変だったな』というのが正直な感想です。妻は日頃大変な分、家事育児を分担するだけでも息抜きになったと言ってくれました」

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