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ワクスタの視点

「見える化」オフィスで仕事倍速のスピード感

太陽生命の本社移転プロジェクト(後編)

 前編に引き続き、太陽生命保険の本社移転プロジェクトを紹介する。2015年12月に、本社を東京都中央区の東京日本橋タワーに移転した太陽生命保険。移転前に保管書類を8割削減するペーパーレス化を終え、移転後はワークスタイル変革の取り組みが本格的にスタートした。

すべてが一望できるオフィスレイアウト

 新オフィスへの移転初日、移転の旗振り役となったイノベーション推進課は、今後のワークスタイル変革に向けて各課の課長とキーマンを集めてオリエンテーションを開催した。

 新オフィスのコンセプトは「見える化」と「一体感」だ。移転前のビルではオフィスが4フロアに分かれていたが、移転後は1フロアに大半の部署が集結。フロアを入り口から奥に向かって3つのゾーンに分け、入り口に近い側に会議室を配置。真ん中は打ち合わせなどに使えるコラボレーションエリアに、いちばん奥は執務スペースとした。会議室はガラス張りで、参加者の顔ぶれもスライドの内容もすべて見える。今、誰がどこで何をしているのか、すべて一望できる環境となった。

●太陽生命保険のオフィスレイアウト
入り口に近い部分が会議室、真ん中がコラボレーションエリア、窓側が執務スペースになっている(資料:太陽生命保険の資料を基に編集部で作成)

 ペーパーレスの会議を実現するために、会議室にはプロジェクターまたは大型ディスプレーを標準装備し、アイデアをどんどん書き出すべく大型のホワイトボードも設置した。壁3面をホワイトボードにした部屋もある。

 コラボレーションエリアは、部署を横断した交流を狙ったものだが、部署内のちょっとしたミーティングにも多用されている。同エリアには、組み合わせ自在なテーブルのほか、移動式のディスプレーとホワイトボードをランダムに配置してある。ノートPCを片手に集まり、そばにあるディスプレーを持ってきてPCとつなげば、すぐに皆で同じ画面を見ながらミーティングができる。その手軽さが好評だという。

ミーティングに多用されているコラボレーションエリア。写真左手が執務スペース、右手が会議室(写真:太陽生命保険)
移動式のディスプレーとノートPCで気軽にペーパーレスの打ち合わせができる(写真:太陽生命保険)

 奥の執務スペースは、窓際を部長席とし、通路をはさんで縦型に「島」を配置するという従来通りの形を踏襲した。

 「部長席と『島』の間の通路は、ハイウエーと呼ばれています」とイノベーション推進課長の本横山俊明氏は笑う。部長同士でも、立ち上がって見渡せば各々の在席状況がすぐにわかり、ハイウエーを移動して気軽に情報交換や打ち合わせができる。フロアが分かれていた頃は、事前に電話で確認したり無駄足もあったりしたが、今は格段に効率が上がったという。部長席の脇には打ち合わせ机があり、さまざまな相談の場となっている。

 レイアウト上のアクセントの効果も期待して、執務エリアの中にもセミオープンの会議室を配置した。ここも、気軽な打ち合わせスペースとして大いに利用されている。

執務スペース内に設けたセミオープンの会議室(写真:太陽生命保険)

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