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インタビュー

オフィスは情報共有ツール、ログインしたときが出社したとき

ソニックガーデン・倉貫義人社長に聞く

 「プログラマーを一生の仕事にする」というビジョンを掲げ、月額定額という独自のスタイルでソフトウエアの受託開発を手がけるソニックガーデン。社員や契約した個人事業主の半数以上が在宅勤務で働き、「リモートチーム」というユニークなワークスタイルを実践している。こうした働き方はどのような背景から発想されたのか、そしてどのようなメリットをもたらすのか。倉貫義人社長に聞いた。

─ソニックガーデンが展開する月額定額の受託開発とは、具体的にどういったものなのでしょうか。ソフトウエア業界の一般的な受託開発と何が違うのか、その概要から教えてください。

倉貫:従来の開発は、最初にソフトウエアの仕様を決めて契約を結び、その契約の通りに開発したものを納品してお金をいただく「一括請負」というビジネスモデルがほとんどでした。しかし、スタートアップや新規事業でこれから新たなサービスを立ち上げるといったケースでは、実際にサービスを提供しながらエンドユーザーの反応や規模の拡大などによってシステムを次々と改善していく必要があります。事前に顧客のニーズにすべて応えるソフトウエアの仕様を決めることはできません。それを一括請負でやってしまうことで、後にトラブルになることも多くあります。

 そこで私たちは、事前に仕様を決めたソフトウエアを「納品」するのではなく、月額定額の開発費用をいただきながら、顧客企業のニーズに合わせて一緒にシステムを作り上げていく「納品のない受託開発」というサービスを提供しています。継続的なシステム開発と運用を行うビジネスモデルで、顧客企業のシステム開発部門全体のアウトソーシングサービスというイメージです。

─「納品のない受託開発」は、顧客企業にとってどのようなメリットがありますか。

倉貫:「納品のない受託開発」は単にソフトウエアを開発するのではなく、顧客企業がどのような事業を展開させたいのか、そのために必要なソフトウエアはどのようなものなのか、企業のビジネスそのものについて一緒に考えていく社外の最高技術責任者(CTO)のような存在としてサービスを提供していきます。

 「一括請負」はソフトウエアを作っていくら、というビジネスなので、開発会社は収益を上げるためにできるだけ多くのソフトウエアを作って売ろうとします。「納品のない受託開発」は顧客企業のビジネスの成長をサポートすることで継続的にお金をいただくというビジネスなので、本当に必要なものだけしか作りません。必要ないものなら、「わざわざ新しくソフトウエアを作らないで、その分のリソースを他に回しましょう」と提案することもあります。顧客企業のビジネスの成功が私たちの成功でもあり、継続的な収益になるというわけです。ビジネスパートナーとして、そのことを第一に考えてシステム開発から運用まで手がけるというサービスはこれまでになかったものだと思います。

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