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モリリン守山の「オフィス新発見!」

「枯山水」で打ち合わせ、全社員で集会も

クリテオ:成長する国際企業の「オフィス哲学」

 石庭に見立てた模様のカーペットに、石を想起させるベンチ上のクッション。インターネット広告大手、Criteo(クリテオ)の東京オフィス(東京都渋谷区)には、枯山水をイメージしたフリールームがある。約450m2の広々とした空間の一画は築山のように盛り上げて打ち合わせ席を並べ、入り口の壁面には富士山の絵を取り囲むように桜の模様を施した。「和」をモチーフとしたオフィスの象徴的な空間になっている。

枯山水をイメージしたCriteoのオープンスペース。墨絵のような富士山と石庭風のカーペットが独特の雰囲気を醸し出す(写真:守山 久子)
オープンスペースには、築山のように盛り上がった一画を用意。段に座って作業できるようにアースカラーのクッションと電源を備え付けた(写真:守山 久子)

 Criteoは、フランスに本社を置き、欧米を中心にアジア太平洋から南米まで27の拠点を持つ国際企業だ。2015年11月、恵比寿ガーデンプレイスタワーに移転した東京オフィスは、パリ、ロンドン、ニューヨークの拠点とともにハブオフィスとして位置付けられている。チームのディレクターが集中して在籍し、各国から担当者が打ち合わせや研修に集まる。

 「社員が各国の拠点をよく行き来するので、それぞれのオフィスではCriteoの文化を伝えると同時に、その国を感じさせる色を出すようにしている。新しいオフィスでも、日本を感じてもらえるようにと考えた」。移転計画を担当した同社Workplace Experienceマネジャーの村井望氏は、和のデザインを持ち込んだ狙いをそう語る。

 東京オフィスなどの主要な拠点は、各国の社員に向けた月1回の全社ウェブ会議の発信基地にもなる。映像を通してグローバル全社に向けた顔をつくる、という意識もあった。

Criteoが26階に入居する恵比寿ガーデンプレイスタワー。1994年の竣工後も、ビル設備や商業施設を随時リニューアルしている(写真:守山 久子)

 移転は、社員数の増加に伴うものだった。2005年にフランスで創業したCriteoは、2011年2月に東京オフィスを設立した。当初は小規模ビルに入居し、JR目黒駅の近くに新築されたばかりの新目黒東急ビルに移転したのが2013年4月。約40人の従業員が800m2強(250坪)のスペースを利用した。しかしその後、人数は110人へと急増する。近くに300m2弱(88坪)のサテライトオフィスを借り増しても足りなくなったため、1フロアで約2400m2(730坪)を確保できる恵比寿ガーデンプレイスタワーに移転した。

 Criteoは、1人当たりの床面積の基準を全社共通で13m2としている。単純換算すると、移転直前は1人当たり10m2程度だったが、恵比寿ガーデンプレイスタワーへの移転後は約22m2の広さに増えた。ここでは200人程度まで対応可能という。

執務スペース。広い通路を確保しながらデスクを配置している(写真:守山 久子)

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