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夏原武「隣は詐欺師」――ついに来た「すぐそばに詐欺師」の時代ライフ

夏原武:東京五輪を5年後に控え、「海外通貨詐欺」が再び増加の気配(1/5ページ)

2015.08.20

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 これまでにもスーダン・ポンドやイラクのディナールなど、海外通貨をネタにした詐欺事件は何度も起きている。政情不安があったり、国家財政の立て直し途中であったりといった国の通貨を、「正常化すると、数倍の価値になる」と持ちかけるものだ。

「私も個人的に買ってるんです。あ、これは内緒にしてくださいよ」

 どうして、こういう詐欺に引っかかるかと言えば、もちろん、根底には儲けたいという意識があるわけだが、それをサポートする知識の存在も大きい。何かと言えば、為替は変動相場であり、毎日のようにドルとユーロの為替レートが伝えられていることである。

 詐欺師は相手がそれをテレビ等で見て知っていることを踏まえて、

 「ドルやユーロも時期によって大きく変わりますよね。かつては1ドル80円だったのに、今や120円台、つまり40円も変わってるわけですよ。80円時代に1万ドル買った人は40万円儲かってるんですよ。
 これがですね、国の再建過程にある通貨ともなればですよ、100倍、200倍になることも珍しくないんです。
 大きな声じゃ言えないんですが、私も個人的に買ってるんですよ。会社からはお客様第一にやれと言われてますけど、やっぱりみんな儲けたいじゃないですか。あ、これは内緒にしてくださいよ」

 こういう風に持ちかけてくる。最初の部分は事実であるし、外貨預金や外貨投資で儲けている人はいる(むろん、損している人もいる)。

 また、国が再建されて通貨価値が大きく変わることもある。ただし、それは下落することもある。

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