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夏原武「隣は詐欺師」――ついに来た「すぐそばに詐欺師」の時代ライフ

夏原武:「誰でも儲かります」の甘い言葉をかけるマルチ商法には気をつけよう(1/6ページ)

2015.07.30

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 暑い夏を迎えても、詐欺師たちはクーラーの効いた部屋から、相も変わらぬ騙しの電話をかけ続けている。ここのところ、いくつかの特殊詐欺グループが摘発されているようだが、全体数の増加傾向は変わっておらず、受け渡し方法も多様化している。

「赤の他人が儲け話を持ってくることは絶対にない」

 「怪しい電話には一切受け答えしない」――この絶対的な決まりを守って欲しい。怪しい、というのは不審とは違って「金の話」が出たら、相手が誰だろうと、怪しいと判断する、そういうレベルの話である。

 昔から言うように「赤の他人が儲け話を持ってくることは絶対にない」のである。それはどんなスタイルを装っていようが、商売のフリをしていようが、一切変わることはない。儲かることが分かったならば、それを独占しようと考えるのが、人間の正しい欲望である以上、わざわざ誰かに「儲かりますよ」と教えることはないのである。

 さて、その「儲かりますよ」の中でもタチの悪いのがマルチ商法である。マルチ商法は基本的に合法なシステムで、行うことも参加することも違法ではない。A社、B社など大手と呼ばれるマルチ商法には参加者も多く、ネットワークも世界的と称しているし、かつてはオリンピックの公式スポンサーになったこともある。勘違いしている物書きや作家の中には、一般的な化粧品メーカーと同列に扱うようなあきれた記述もあるため、あたかもマルチ商法が優れた、あるいは新しい、現代的で未来のある商売であるかのような誤解もうまれやすい。

 だがしかし、公的機関は必ずこう言っている。

 「マルチ商法に参加することはあなたの自由です。しかし、そのためにあなたが、友人や身内を巻き込むことで見捨てられることになる可能性もあることを忘れないでください」

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