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「お金」見直し応援隊 不況に負けない「お金の管理・運用」は「この手」でライフ

「子どもの貧困」時代になっても下がらない進学率(1/5ページ)

2015.12.04

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進学のススメは不安の先送り

 大学進学率は全国平均で5割を超え、専門学校等も含めた進学率は76%。都道府県別に見ると京都と東京は85%で、高校生のほとんどが進学をする。ところが現在、「子どもの貧困」を国が認め、マスコミでも度々取り上げられている。貧困とまでは言わないまでも、お金に窮している家庭の子どもは少なくないと思えるのに、進学率は横ばいのままだ。

 家庭で用意できた進学費用が万端でない場合、貸与型奨学金や教育ローンという借金を背負ってでも進学したい生徒と、させたい保護者がいる。進学の意志を持つことは自由だが、端から見て、進学希望者全員が勉強大好き人間には思えないし、高校での成績が芳しいとは言えない生徒もいるだろう。

 生徒自身が強く進学を希望するのならともかく、進路に迷ったときに、先生や保護者に「ススメ」られて進学を決定したという例も珍しくはない。なぜ大人は、子どもに進学をススメるのか。

 私自身、3人の子の親として心当たりのあることなのだが、未来に希望を持ちたいから、というのが理由の一つだろう。

 進学することにより、高校までよりも高度で幅広い知識を身につければ、就職活動の入口においての「学歴」という条件をクリアできる上に、仕事の選択肢が増えるだろうと考える。「学力」がついた分だけ、今よりも未来は明るいような気がしてしまう。

 高卒で就職をさせることは、子どもの未来を限定してしまいそうで、幸せになる可能性を否定することにもつながりかねない。高卒で得られる収入よりも、学歴が高いほうが収入が増えるはずだとも考える。

 あと4年間なり2年間の学生生活を与えることが、親としての責任を果たすことになると思ったりもする。子どもの人生が、18歳で就職するか進学するかの違いで決まると断言するのははばかられる。しかし、進学させないことである程度決まってしまうかもしれない子どもの未来への不安を振り払うために、進学させるようにも見える。

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