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安倍超長期政権を総括する(3/5ページ)

2016.12.19

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デフレ脱却についてスティグリッツ氏の提言

 日本のデフレ脱却については、米経済学者のジョセフ・スティグリッツ氏も提言を行っている。日経ビジネスオンラインの記事「スティグリッツ氏が書く日本経済再生への処方箋」では、スティグリッツ氏による原稿が翻訳・紹介されている。
  スティグリッツ氏が書く日本経済再生への処方箋

 スティグリッツ氏は「これまで推進してきた政策では、インフレ目標も達成できなかったし、経済が成長に向かうという信頼感を回復することも、経済成長を望ましい水準にまで押し上げることもできなかった」とした上で、炭素税と永久債を提言する。

 まず、炭素税の導入により、経済の改善に向けた大規模な投資を促進する。このような支出は同時に経済を刺激する効果も発揮するので、日本はついにデフレからの脱却を果たせるかもしれないとしている。

 次に、日本の財政状況への懸念を払拭すべく、国債の一部を永久債(償還の必要がなく、毎年金利だけを支払う債券)に転換する。そうすることで、日本政府は莫大な公的債務を抱えるリスクを政府の貸借対照表上から完全に消し去ることができる。さらに、国家債務のマネタイゼーション(債務を金利ゼロの国債に置き換える)の可能性についても、スティグリッツ氏は言及している。

 一方でスティグリッツ氏は、日本は需要サイドよりも、さらに供給サイドで大きな問題を抱えていると指摘。サービス分野における生産性の改善を訴えている。

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