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通貨戦争:SDR採用で「主要通貨」に躍り出た人民元 中国の野望は奏功するか!?(1/5ページ)

2015.12.07

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 国際通貨基金(IMF)は理事会で11月30日、特別引き出し権(SDR)に中国人民元を採用することを正式決定した。

 SDRはIMF加盟国に配られる準備通貨のようなもので、その価値は構成通貨のバスケットで決められる。普段は各国の中央銀行や政府が保有し、通貨危機などの非常時には、加盟国間でSDRと構成通貨を交換できるとされている。

中国人民元が世界第3位の主要通貨に

(写真:Yoshi / PIXTA)

 従来のSDR構成通貨はドル、ユーロ、英ポンド、円の主要4通貨であり、ドル41.9%、ユーロ37.4%、ポンド11.3%、円9.4%という比率だった。今回の決定により、2016年10月以降は人民元を加えた5通貨となり、比率はドル41.73%、ユーロ30.93%、人民元10.92%、円8.33%、ポンド8.09%となる。

 構成比を見る限り、人民元はポンドや円を上回って、ドルとユーロに次ぐ世界第3位の「主要通貨」になった。

 中国としては、このSDR採用をきっかけに人民元の「信用力」を上げて、人民元建ての取引を増やし、為替変動リスクを避けながらインフラなどの海外投資を積極化したいとの思惑があるようだ。また、将来的にはドルに代わって人民元を基軸通貨にするとの野望も見え隠れする。

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