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曲がり角を迎えた日本の製造業展望(4/5ページ)

2016.12.05

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ガラパゴス化は実は勝ち筋戦略?

 欧米と違った日本独自のものづくり文化としては、いわゆる「ガラパゴス化」も挙げることができる。一般的にガラパゴス化は失敗例として語られるが、コンセプト・シナジー代表取締役の高杉康成氏は、日経ビジネスオンラインの記事「ガラパゴス化は勝ち筋戦略」で、そうした一面的な見解に異議を唱えている。
  ガラパゴス化は勝ち筋戦略

 確かにガラケーはスマホに負けたが、自動車産業においては、「カイゼン」「ジャストインタイム」といった日本独自のものづくり手法が世界を席巻している。ガラケーは、ガラパゴス化だから負けたのではなく、単にニーズを吸い上げきれていなくて、顧客の利用価値を十分とらえきれていなかったというマーケティングの問題があったと高杉氏は分析する。

 すなわち、ガラパゴス化自体が問題なのではなく、そのように皆が考えてしまうという「同質化の問題」と、マーケティング不足による「提供価値が磨かれてない点」が問題の本質となる。よって、「ガラパゴス化=ビジネスの失敗」と揶揄していること自体、大同質化時代にどっぷりはまった考えであると、高杉氏は厳しく指摘する。

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