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老後破産:高齢者世帯の約4割! 多くの人が逃げられない「老後破産」、原因と対策は?(1/5ページ)

2015.07.08

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 定年を迎えてリタイヤしたら、好きなことをしながら穏やかに余生を過ごしたい――。こう考えている中高年サラリーマンは多いだろう。ところが、そんなささやかな希望でさえ、高齢者世帯の実に半数近くが実現できていないという。高齢者が、生活保護基準より低い収入で生活している「老後破産」状態にあるというのだ。
 ⇒ 悲惨な老後(老後破産)から抜け出そう

 上記記事を執筆したファイナンシャルプランナー(FP)の藤村紀美子氏によれば、高齢者が老後破産状態に陥る原因は大きく四つあるという。それは、(1)年金が生活費より少ない、(2)医療費の使い過ぎ、(3)子供の借金の返済を負担、(4)定年を過ぎても住宅ローンが残っている――である。

「中年期を迎えてからの思わぬ収入減」が最大要因

 「年金が生活費より少ない? それならば貯蓄をしておけばよかった話だろう。なぜしなかったのか」、こう叫ぶ人もいるかもしれない。だが、それが口で言うほど簡単にできたなら、多くの高齢者世帯が老後破産状態には陥っていないだろう。誰も好きこのんで破産状態になどなりたくない。そこにはそれなりの理由があるのだ。

 実際に、老後資金が十分に貯められず「非常に不安」だと考えている“老後難民”予備軍の多くは平均的なサラリーマンであり、いわゆる「中流家庭」である。貯蓄もそれなりにはしている。にもかかわらず、老後の資金が見込み違いとなる最大の要因は、「特に男性の、中年期を迎えてからの思わぬ収入減」にあるという。
 ⇒ 中流が消える ~遠のく老後資金「1億円」

 男性雇用者の給与は、1997年の「577万円」をピークに15年間下がり続け、リーマン・ショック後の2009年には「499.7万円」とついに500万円を割り込んだ。その後上昇に転じ、少し持ち直したものの、2013年時点でも511.3万円。やはり以前と比べればずっと低水準にとどまっている(国税庁「平成25年民間給与実態統計調査結果」より)。

 社会人となったばかりのころには想像もしなかった大幅な収入ダウンによって「落ちていく」感覚、どこで「下げ止まるか見えない」不安。これが、日本人の中流層の足元を脅かしている――。上記記事ではこのように分析している。

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