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伊勢志摩サミット:オバマ大統領来日は何をもたらしたのか 伊勢志摩サミットと広島訪問の成果(1/4ページ)

2016.05.30

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オバマ大統領の広島訪問を米国はどう見たのか

 伊勢志摩サミット出席後の5月27日、アメリカのバラク・オバマ大統領が被爆地・広島を訪問した。現職のアメリカ大統領としては、初めてのこととなった。

 今回の広島訪問で、オバマ大統領は原爆資料館を訪れた後、平和公園の慰霊碑に献花をし、黙祷を捧げ、全世界に向けたスピーチを行った。

 そこでは広島・長崎の原爆投下の非人道的な有様と、核兵器廃絶に向けた取り組みの必要性を訴えたが、謝罪は行わなかった。

 ただし、当初は難しいとされていた被爆者との面会は実現した。スピーチの後、式典に出席していた被爆者団体「日本原水爆被害者団体協議会」(日本被団協)の代表委員を務める坪井直さん(91歳)と握手をしながら笑顔で会話を交わし、自身も被爆者で、原爆で亡くなった元米兵捕虜の研究や追悼を続けてきた森重昭さん(79歳)を抱擁した。

 日経ビジネスオンラインでは「オバマ広島訪問、米国内はどう受け止めたのか」という記事の中で、米国のリベラル派、穏健保守派、中道派の3名の有識者に感想を聞いている。
  オバマ広島訪問、米国内はどう受け止めたのか

 リベラル派のダスティン・ライト博士は「原爆投下によって戦争終結が早まり、あれ以上多くの米兵や日本人が戦争の犠牲にならなかった」という米国ではスタンダードとなっている原爆投下に対する考え方に触れなかったのは画期的で、原爆投下正当論の修正につながる可能性があると見る。

 穏健派のあるシンクタンク研究員は「核兵器廃絶についての具体的な青写真が提示できなかったのは残念だ」とコメントした。中道派のデイビッド・ストラウブ氏は「海洋進出を続ける中国や核開発に余念のない北朝鮮に対して、『核兵器なき世界』を広島からアピールする狙いはある程度成功した」と評価した。

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