トップ > BPセレクト > 北朝鮮問題:「責任ある核保有国」目指す北朝鮮金正恩体制の危険な針路

BPセレクトビジネス

北朝鮮問題:「責任ある核保有国」目指す北朝鮮金正恩体制の危険な針路(1/4ページ)

2016.05.16

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

36年ぶりに平壌で開かれた党大会

 5月6~9日、北朝鮮で朝鮮労働党大会が開催された。朝鮮労働党による一党独裁体制を敷く北朝鮮だが、1980年を最後に、党大会は開かれていなかった。今回、36年ぶりに第7会党大会が首都・平壌で開かれた。

(写真:PIXTA)

 党大会における金正恩第1書記の発言内容については、日経ビジネスオンラインの記事「北朝鮮の労働党大会、韓国はどう見たか?」で、韓国人ジャーナリスト、研究者の趙章恩氏が詳しく報じている。金正恩第1書記は「北朝鮮が核保有国であることを宣言し、より精密・軽量・知能化した武器開発に力を入れる」「韓国との関係について、お互いを尊重して軍事会談を開催する必要がある」といったことを発言している。
  北朝鮮の労働党大会、韓国はどう見たか?

 こうした北朝鮮側の発言に対して、韓国は冷たい反応を見せている。南北会談の提案についても、韓国国防部の報道官は、「北韓(北朝鮮)が核を保有し、核ミサイル挑発を行っている状況で、緊張緩和のために会談が必要だと主張しても真正性がない(本音が疑わしい)。対話のドアは開いているが、(北朝鮮が)核を放棄する意思が真にあることを先に見せるべきであるという点は変わらない。(北朝鮮の)態度に変化がない限り対話は無意味である」と、にべもない。

 また、北朝鮮側は「責任ある核保有国として世界の非核化を実現するために努力する」という発言もしているが、これについても韓国国防部は批判的だ。「自らを『責任ある核保有国として世界の非核化を実現するために努力する』という北韓の主張は、結局、核をあきらめる意志がないことを再確認しただけといえる。我々(韓国)と国際社会は一貫して、北韓を核保有国として認めない立場を取る。(韓国)政府は制裁と圧力によって(北朝鮮が)核をあきらめるよう継続して努力する」と強い姿勢を貫いている。

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

関連トピックス

    • 会員登録 ログイン
    • マイフォローとは?
    nikkei BPnet 会員サービス
    トピックを選ぶ!フォローする 自分のメディアを組み立てる! マイフォロー

    ランキング一覧を見る

    おすすめ情報【PR】

    締切間近のセミナー