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ロボットの導入進む:銀行、百貨店でロボットが「いらっしゃいませ」、介護や建設、医療の現場で活用広がる(2/4ページ)

2015.04.21

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医療、介護、建設の現場で活用期待される

 みずほが導入するPepperを認知症の治療に活用しようとする動きもある。高齢者が住む家にPepperを置き、Pepperとの会話を通じて、離れたところに住む家族とのやりとりをうながしたり、Pepperとの会話のやり取りから、病状の進行状況を医療関係者が把握したりしようとする試みだ。

 まだ開発段階で今すぐに利用できるわけではないが、実用化に向けてさらに機能を高めていく方針だ。2015年4月以降、介護施設や認知症の関連団体などと連携して、実証実験を始めるという。
  「認認介護」時代に光る、人型ロボットの可能性

 人型ではないが人間の行為を支援するロボットの活用が介護や建設現場で進みそうだ。

 大和ハウス工業は、サイバーダインが開発・製造する「ロボットスーツHAL」の3商品を2015年5月1日から販売する。対象となるのは全国の介護・福祉施設などで、レンタル販売のみとなる。個人向けには販売しない。

 ロボットスーツHALは、身体を動かすときに発生する生体電位を装着者の皮膚表面から読み取り、歩行や関節の動作をアシストする装着型ロボット。今回は「ロボットスーツHAL自立支援用(下肢タイプ)」「ロボットスーツHAL自立支援用(単関節タイプ)」「ロボットスーツHAL介護支援用(腰タイプ)」を用意する。

 自立支援用の下肢タイプは、下肢に障がいがある人や、脚力が弱くなった人の歩行や立ち上がりなどの動作をサポートする。
  障がい者の自立や介護を支援するロボットスーツ、大和ハウス工業

 また、大和ハウス工業と大和小田急建設、フジタ(本社東京)、大和リース(本社大阪市)の4社は2015年4月13日、「ロボットスーツHAL作業支援用(腰タイプ)」を建設現場や工場に導入し、作業負荷を低減するための現場実証を行うと発表した。実証結果を基に、2016年5月から現場で運用する計画だ。

 日本の建設現場では作業者(職方)の不足・高齢化が進んでいることから、大和ハウスグループは、重作業の負荷を低減し、高い技術を持つ職方が長く働き続けられる現場環境の整備を検討してきた。その一環として今回、腰部にかかる負荷を軽減し、腰痛などのリスクを減らせる作業支援用ロボットスーツを現場に導入する。
  ロボットスーツ「HAL」を製造・建設現場で実証

 手術をする際の術者の腕の震えや疲れを軽減するロボットもある。デンソーが2015年4月に発売する、手術支援ロボット「iArmS(アイアームス)」だ。

 腕の支持部に力センサーを搭載しており、術者の意図をくんで「Hold」や「Free」といった動作モード間をオートマチックに行き来する。あらゆる位置で腕の重さとバランスする設計としたことに加え、モーターを使わない構造とすることで安全性を確保する。
  デンソーが手術支援ロボ参入、術者の腕の震えを軽減

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