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鴻海のシャープ買収劇:鴻海・シャープ買収劇が最終決着 有機EL投資に未来はあるか(1/5ページ)

2016.04.11

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有機ELの事業化で勝負に

 台湾の鴻海精密工業によるシャープ買収が決着した。

 シャープは2月25日の取締役会で、鴻海グループを割当先とする第三者割当による新株式の発行を決議。同グループによる総額4890億円の出資の受け入れを決めていた。しかしその後、シャープに将来の負債となる恐れのある「偶発的債務」の存在が浮上するなどしたことから、鴻海グループはシャープと買収条件の見直しを協議していた。

シャープの亀山工場
この工場で有機ELディスプレーの量産ラインを立ち上げる。

 1カ月以上の協議を経た3月30日、鴻海とシャープは、鴻海グループが総額3888億円をシャープに出資することを発表。当初の出資額からは約1000億円の減額となったが、有機ELディスプレーへの投資額は維持された。鴻海グループは2000億円を有機ELの事業化に向けた研究開発や量産設備に投資する。
  鴻海のシャープ買収が決定、出資減額も有機EL投資額は維持

 2000億円の投資は、新たに亀山工場内に立ち上げる有機ELディスプレーの研究開発ライン、パイロットライン、量産ラインにあてられる。こうして2019年までに5.5型パネル換算で月産約1000万枚相当の生産能力を実現していく。これにより、年間約9000万枚相当のスマートフォン向け有機ELディスプレーを生産し、年間2600億円の売上高を目指す。
  鴻海傘下入りのシャープ、有機ELに2000億円投資

 果たしてこうした有機ELへの投資が奏功するかどうかは未知数だ。

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