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世界同時株安:日銀が劇薬「マイナス金利」を導入 世界同時株安の流れから抜け出せるのか(1/6ページ)

2016.02.01

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 年初から世界の株式市場が大荒れとなっている。日経平均株価も大きく下げ、1月21日には1万6017円26銭と約1年3カ月ぶりの安値となった。その後も、荒れた展開が続いている。日銀はこうした状況を受け、1月29日までの金融政策決定会合で「マイナス金利」の導入を決定したと発表した。これを受け29日の東京株式市場は、前日比476円85銭高の1万7518円30銭で終えた。

金利の逆流で設備投資は増えるのか

(写真:civi / PIXTA)

 マイナス金利は、民間金融機関が中央銀行に預金した時に、中銀から受け取っていた金利を、今度は逆に中銀に支払うというもの。本来は借りた人が貸した人に支払う金利が、マイナス金利では逆に貸した人が借りた人に支払うことになる。

 日銀は2013年4月、アベノミクスに弾みを付けるため「黒田バズーカ第1弾」として「量的・質的金融緩和」を導入。2014年10月には「第2弾」として追加の金融緩和に踏み切った。今回は「第3弾」としてお金の量、質に続き金利という視点から新たな緩和策を打ち出したわけだ。
  日銀マイナス金利導入、曇る政策判断

 金融機関が民間への貸出を増やし、設備投資の増加が期待される一方で、資金需要喚起や継続的な株価押し上げ効果があるかどうかは疑問の声もある。

 みずほ証券金融市場調査部チーフマーケットエコノミストの上野泰也氏は、マネタリーベースターゲットの金融政策運営とマイナス金利の両立は難しいと見る。その上で、今回のマイナス金利導入は、「量」を軸にしてきた日銀の金融政策が行き詰まったことの表れと指摘する。
  いかにも実験的で危ういマイナス金利

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