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安田菜津紀の「未来への扉」対談ビジネス

「IS、テロ、難民問題と世界はいかに向き合うか」 <ゲスト>田原総一朗(前編)(1/8ページ)

2016.07.06

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 気鋭の若きフォトジャーナリスト安田菜津紀の「未来への扉」対談シリーズ。第1回は日本を代表するジャーナリストの田原総一朗氏をゲストに迎え、混迷する中東問題について語りあった。
 全世界で過激派組織「イスラム国」(IS)によるテロ事件が相次いでいる。昨年のフランスのパリやベルギーのブリュッセルでの同時多発テロ事件に続き、今年6月18日には米フロリダで銃乱射事件、28日にはトルコのイスタンブールで爆弾テロ事件が起きた。さらに7月1日にはバングラデシュの首都ダッカで国際協力機構(JICA)のインフラ事業に携わっていた日本人8人を巻き込んだ人質たてこもりテロ事件が発生し、日本人7人が死亡した。3日にはイラクのバグダッドでも今年最大規模の爆弾テロ事件が起き、いずれもISとの関係が指摘されている。
 世界に広がるテロリズムを収束させる方法はあるのか、シリアやイラクをはじめとする難民をどう受け入れていくのか。英国の欧州連合(EU)離脱や米大統領選挙のトランプ旋風など「反グローバリズム」の波をどうとらえたらいいのか。そして日本はこうした問題にどう向き合うべきか。徹底討論した。

(構成=高島三幸 対談写真=小川拓洋)

安田 今、イラクやシリアでは過激派組織イスラム国(IS)が一部地域を支配し、終わりの見えない戦闘が続いています。多くの難民が生まれ、そこに暮らす人々や、そこから逃れた人々は今なお悲惨な状態が続いています。田原さんはイラク戦争の開戦直前にイラクに行かれましたが、どのような状況だったのですか。

田原 首都バグダッドはとても平和な街でした。イラクという国はね、砂漠の中にあるんですが、緑も豊かで、チグリス川が流れている。だから、魚も獲れる。市場に行くと、生きた魚を売っているし、野菜もたくさん並んでいる。そんな豊かで美しい国でした。

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