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財部誠一「帰還~脳梗塞との闘い365日の記録」ビジネス

財部誠一:「帰還」(第4話)麻痺した右手を動かせ!(1/6ページ)

2016.03.31

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(第3話「壮絶な歩行リハビリを克服し『山の神』に」はこちら

様々な筋肉の集合体「手」との格闘

(写真:thirboy / PIXTA)

 機能回復に非常に時間がかかるのは「手」である。

 脳梗塞になった直後、私の手もジャンケンの「グー」のように、指先がぎゅっと丸まってしまっていた。筋肉が拘縮して起こる。また肩から手首にかけてはまったく動かすことができず、だらりとしていた。上半身を起こすと肩から腕が抜けてしまいそうになる。亜脱臼状態だった。

 腕の筋肉と言えば力こぶをつくる上腕二頭筋や、その裏側にある上腕三頭筋は一般的に知られているが、腕が自由に動いて、指先で当たり前のように箸を使い、ペンで自在に文字を書くには、大小様々な筋肉の複雑な連携プレーがあって可能になる。

 腕を動かすためには、腕の筋肉だけではなく、肩回りにある三角筋や僧帽筋、さらに肩甲骨が連動してくれなくてはダメだ。さらに「手」でも筋肉の拘縮が大きな壁になる。肘から手首の内側にある二つの筋が張ってしまい 、腕を内側へ内側へと巻き込んでしまう。

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