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財部誠一「帰還~脳梗塞との闘い365日の記録」ビジネス

財部誠一:【新連載】「帰還」(第1話)突然の脳梗塞で失った自由(1/5ページ)

2016.03.22

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 2016年2月で、突然の脳梗塞の発症からまる一年がたった。右半身麻痺。失った自由を必死に取り返しにいった一年だった。今こうしてパソコンに向かって原稿を書いていることなど、一年前には想像もできなかった。当時は歩くどころか、ベッドの柵を支えに危なっかしく立つのが精いっぱい。右腕はだらりとしたまま動かすこともできない。言葉も思うように話せなかった。
 それでも私には不思議と絶望感はなかった。突然の脳梗塞に驚き、悲嘆はしたけれど、なぜか感情の波に翻弄されて、自分を追い込んでしまうことはなかった。というよりも精神的に壊れぬよう、必死に考え抜いたというべきかもしれない。
 一般に考えられている以上にリハビリは難しい。思うように成果があがらず一喜一憂もした。だが多くの人に支えてもいただきながら、社会復帰への執念だけは消えることなく、この一年、一日たりともリハビリを休むことはなかった。その甲斐あって着実に仕事への復帰を実現している。
 この一年のハードな脳梗塞との闘いから私は多くを学んだ。失ったものもたくさんあるが、それ以上に多くのものを得た。身体の機能の十分な回復にはまだ時間がかかるだろうが、そこはあせらずに取り組んでいく。

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