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財部誠一「帰還~脳梗塞との闘い365日の記録」ビジネス

財部誠一:【新連載】「帰還」(第1話)突然の脳梗塞で失った自由(3/5ページ)

2016.03.22

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翌朝容体が急変、点滴治療が始まった

 入院から二晩が明けた12日になっても身体に変調は起こらず、このまま何事もなくすんでしまうかのようであった。そうなると仕事のことが気になってきた。

 翌日の13日は、午後、御殿場で講演をすることになっていた。講師に御指名された以上、なにをさておいても駆け付けなければいけない。さらにその日の21:00には私がホスト役を務めるBSイレブンの対談番組『経済深々』の生放送があった。みずほ銀行の林 信秀頭取がゲストだった。絶対に穴をあけるわけにはいかない。

 担当医に外出許可を願い出ると、「何があっても自己責任ですよ」と念を押されたうえで、翌日の外出が許された。迷惑をかけずに責任を果たすことができる。安堵しつつ、私は講演会とTV出演に備えた。

 ところが13日の朝、急変した。目が覚めた時、右手足の動きや言葉に不自由さを感じた。脳梗塞の発症だった。すぐさま点滴治療が始まった。病院内で脳梗塞を発症したわけだから、これ以上早い対応はなく、幸運な結末になるはずだったが、私の場合、梗塞の起こった場所が悪かった。

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