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財部誠一「帰還~脳梗塞との闘い365日の記録」ビジネス

財部誠一:【新連載】「帰還」(第1話)突然の脳梗塞で失った自由(2/5ページ)

2016.03.22

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深夜の突然の麻痺と奇妙な出来事

(写真:YsPhoto / PIXTA)

 2月10日火曜日の深夜のことだ。自宅で就寝前に歯を磨いていたら、突然めまいがした。慌てて居間に戻りソファに座り込んだら、右腕がだらりとなって力が入らない。舌ももつれる。

 「嗚呼、脳梗塞だ」

 躊躇なく救急車を呼んでくれと妻に頼んだ。不思議と恐怖感はなかった。脳梗塞について詳しくはなかったが、早期に適切な対応をすれば重症化することはないはずだと認識していたからである。

 ものの10分ほどで救急隊員が駆け付けてくれたが、ここで妙な事が起こった。

 右腕の脱力などの症状が嘘のように消えてしまったのだ。

 しかしこのまま放置してよいとも到底思われず、私は救急病院への搬送を強く要望した。多忙を極める救急医療の実情を考えれば病院側が受け入れを渋るのは当然だが、救急隊員の粘り強い説得のおかげで、都内の病院に救急搬送された。

 当直医の問診やCTスキャン、レントゲンでの検査でも一切問題が見られず、脳神経外科の当直医は一過性脳虚血性発作(脳梗塞と似たような症状をきたすものの24時間以内に症状が解消される)であろうと診断、大事をとって入院することになった。

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