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50歳からの“老後破産”防衛術ライフ

50代男との結婚はイマイチ? 「ねんきん定期便」の見逃してはならないポイント(1/3ページ)

2016.08.25

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 今回のテーマは「ねんきん定期便」です。ほら、誕生日が近づいてくると、封書やハガキで送られてくるヤツですよ。
 開いても、よく見たことがない? いや、じっくり見てみましょうよ。今の50歳が公的年金を受給できるのは65歳から。あと15年です。今のうちから、せめて自分が1年間でいくら年金を受け取れるのかを把握しておくことは、大事だと思います。
 ということで、毎年郵送されてくるねんきん定期便の見どころについて、社会保険労務士でFPの井戸美枝さんに、じっくり教えていただきました。(取材・文=鈴木雅光)

――かく言う私も、実はねんきん定期便にほとんど目を通したことがなく、いつの間にかゴミと一緒に、どこかに無くなってしまったというケースがほとんどでした。そもそも、何を確認したら良いのか、よくわからないんですよね。ねんきん定期便には、どのような情報が掲載されているのですか。

社会保険労務士でCFPの井戸美枝さん

 「ねんきん定期便は誕生日月に届きます。前身は2007年12月から公的年金の加入記録の確認を目的にして、すべての加入者と受給者に郵送された『ねんきん特別便』で、2008年10月までに約1億800万人に発送されました。その後、2009年3月から、すべての現役加入者向けに郵送されるようになったのが、『ねんきん定期便』です。1回目は全員封書で送られてきましたが、今はハガキです。ただし、35歳、45歳、59歳という節目の年齢だけは封書で届きます」

――なぜ35歳、45歳、59歳だけが封書なのでしょうか。そもそも封書で届く意味が分かりません。

 「35歳と45歳は、年金を受給するのに必要な加入期間を確保するための節目となる年齢なのです。35歳は60歳まであと25年ですよね。基礎年金は25年間加入することによって初めて受給資格が得られます。受給資格については消費税率を10%に引き上げるのと同時に、現行の25年から10年に短縮される予定だったのですが、消費税率引き上げが2年半延期になりましたから、平成29年4月から実施する方針です。また45歳は、20歳から国民年金に加入していたら、受給資格が得られる25年が経過する年齢であるのと同時に、任意加入できる70歳まであと25年です。国民年金は40年間すべて保険料を納めると満額受給できますが、滞納期間や免除期間があって年金額が満額に達しない場合、60歳以降も保険料を納めることで不足分を埋めることが出来ます。これが任意加入で、70歳まで可能です。つまり45歳の時点で国民年金に加入していない場合でも、任意加入制度を利用すれば受給資格を得ることができます。その意味で、45歳は節目の年齢と考えられているのです。そして、59歳は年金の加入期間が終わる1年前であり、受給できる年金の額がほぼ確定するということで、節目の年齢と考えられています。したがって、これらの節目となる誕生日月には、これまでのすべての加入記録を記載した詳細版になるため、ハガキではなく封書で届くのです」

「ねんきん定期便」は毎年、誕生日が近づくと郵送される(写真:PIXTA)
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