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早出し!「ニュースの論点」ビジネス

【続報】DeNAが「WELQ」に加え8サイトを停止、“買い叩き”行為にも批判渦巻く(2/2ページ)

2016.12.02

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かつて記事盗用で問題となったサイトの関係者が関与

 Webメディアのテッククランチ・ジャパンは、今回の問題に関していち早く守安氏へのインタビュー記事を掲載している。

 それによると、守安氏はWELQの記事が問題になっていることを数カ月前から察知していたが、「後で監修を付ければよいと思っていた」とし、この点で認識の甘さを認めている。

 また、これらのキュレーション・サイトの立ち上げには2014年に買収したインテリアに関するキュレーションサイト「iemo(イエモ)」(今回非公開化されたサイトの一つ)の運営会社の代表取締役だった村田マリ氏(現DeNAキュレーション企画統括部長)と親交のある元ウェブテック・アジアの関係者が関与していたことも、テッククランチ・ジャパンの取材で明らかになっている。

 同社は2014年に「バズニュース」というバイラル・サイトを運営していたが、外部のアクセス数の多いブログから記事や写真を盗用していたことが明らかになり(参考:パクリ連発の悪質バイラルメディアが横行 ライターがBuzzNewsに「実力行使」、J-CAST)、2015年2月にサイトを閉鎖していた(参考:「BuzzNews」閉鎖「A!@attrip」全記事削除……バイラルメディアの著作権侵害、運営元が相次ぎ謝罪、アイティメディア)。

(写真:PIXTA)

 WELQについては、既にTwitter経由で医療関係者に対し、1万件近くあるWELQの記事から好きなものを選んで改正・監修を1件1~2万円で依頼するようオファーが届いている模様だ。医師でジャーナリストである村中璃子氏のツイートが明かしている。

 これに関しては記事の根拠を探して、文書を直し、記事内容に責任を持つにはあまりに安すぎるという批判の声が上がっている(参考:HAL@36歳女医氏のツイート)。

 医療関連に限らず、専門的知識に基づいた文書作成が安く買い叩かれている状態を嘆く声もネット上では数多くみられる。医療関係者の間では、「WELQに監修者として名前が載ることが医師・薬剤師など医療関係者としてのキャリアに傷が付く」といった意見も出ており、WELQの悪名は既に医療関係者の間に広く浸透しているようだ。

中村 二郎(なかむら・じろう)
中村 二郎  日本海側にある某地方都市在住のフリーランスライター&ネットウォッチャー。京都の大学卒。大手出版社勤務など様々な職を経て現職。幅広くネットの話題や動向をウォッチしているが、最近、特に関心があるのは東アジアの安全保障分野。サイバーセキュリティと国際法に関して造けいが深い。世界中から興味ある分野の最新情報をいち早く入手すべく、元々得意な英語に加えて、最近は中国語、韓国語、ロシア語を勉強中。

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