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2016年を象徴するワードは「ポスト真実」! 英米を代表する辞典が発表(1/3ページ)

2016.11.28

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 年末になると関心が集まるのが「流行語大賞」。その英語版ともいえるものが発表され、話題となっている。

 英国の英語辞典として高名なオックスフォード大学出版局の「オックスフォード英語辞典」は16日、2016年の言葉として「post-truth(ポスト真実)」を選定した。

(写真:PIXTA)

 6月23日に英国で行われた「ブレグジット(英国のEU離脱)国民投票」、そして、11月8日に行われた米国の大統領選挙と強く結びつく言葉で、客観的事実よりも主観的・感情的な考えが世論形成に強く影響する状況を示す形容詞だという(参考:「ポスト真実」が今年の言葉 英オックスフォード辞書、BBC)。「post-」は「ポストウォー(戦後)」「ポストモダン」「ポストペイ(後払い)」などに使われるように「~の後に、~の先に」を意味する接頭詞だ。

 オックスフォード辞典によれば、post-truthは6月、9月、10月に急激に使われるようになり、英エコノミスト英インディペンデントなどのニュースコラムでも一般的に使われるようになったという。

 post-という接頭詞が、「それまでの時代に重要と思われていた概念が無意味になってきた」というニュアンスで使われる傾向は20世紀中旬から見られるものだった。post-truthは、1992年にイラン・コントラ事件(1986年に発覚した、当時の米レーガン政権がイランへの武器売却代金を南米ニカラグアの反共ゲリラ「コントラ」への援助に流用していた事件)や湾岸戦争(1991年)に関する記事で使われたのが最初といわれる。

 このときは「真実が明らかになった後」という意味で用いられていたが、時代とともに「その真相はともかく、今は真実だろうとみられる、あるいは感じられる状態」という使われ方が増えるようになった。

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