「B級グルメ」や「ご当地キャラ」の次に来るのは「コスプレ(コスチュームプレイ)」なのか――? そう思わざるを得ないほど、コスプレイベントに力を入れる自治体が全国各地で次々と登場しており、ネットを中心に大きな話題を呼んでいる。

(写真:PIXTA)

 例えば東京都大田区は、2017年に区政70周年を迎えるに当たり、そのPRを目的とする「地域力応援基金」の助成事業の一つとして、「国際コスプレ普及協議会」に35万円の助成金を交付する。11月15日に大田区区議会議員の荻野稔氏(日本維新の会)がブログで明らかにした。

 荻野氏は、クールジャパンや同人活動、著作権、ネット規制、表現の自由などに詳しく、自らもオタクであることを公言している人物だ。

 国際コスプレ普及協議会は、世界最大規模の同人誌即売会コミックマーケットのコスプレに関する整備と統括を行っていた牛島えっさい氏が代表を務める。

 大田区では、蒲田の商店街で「蒲田コスプレこれくしょん」というコスプレイベントが開かれたことがある。JR蒲田駅の西側にはコスプレ衣装製作に必要な生地や素材を販売するユザワヤがあり、また京急蒲田駅の近くにある大田区産業プラザPiOは、コスプレや同人誌即売イベントが広く認知される以前から、これらのイベントが数多く開催されている。

 また1970年代後半にはコミックマーケットが大田区で開催されたこともあり、この時期に「コスチュームプレイ」が現れたといわれている。これらから「大田区はコスプレの発祥地」という人すらいる。今回の助成金は金額は大きくはないものの、コスプレが大田区にとって重要な町おこしの資源であることを認めたことになるといえるだろう。