トップ > 早出し!「ニュースの論点」 > 利用を終えたドメイン名に要注意! 新居浜市観光サイトが乗っ取り被害

早出し!「ニュースの論点」IT

利用を終えたドメイン名に要注意! 新居浜市観光サイトが乗っ取り被害(3/3ページ)

2016.11.18

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

悪用されれば元の運営組織のイメージを大きく損なう

 このように、期間限定で開設したり運用を終了したりしたドメイン名が悪用されることは、もともとの運営組織のイメージを大きく損なう危険性がある。アフィリエイトサイトなどを開設する立場から見ると、過去に実際に運営され注目を集めた後に使われなくなったドメイン名はSEO(検索エンジン最適化)の観点で検索上位に表示されやすいため、喉から手が出るほどほしい存在である。

 日本のドメイン名(JPドメイン名)を管理する日本レジストリサービス(JPRS)では、不正目的で使用されたドメイン名をめぐる紛争処理方針を公開している。.comなど他のドメイン名についても、紛争処理方針が公開されている。

申し立て紛争処理方針の基本的な手続き(JPRSのWebサイトから引用)
[画像のクリックで拡大表示]

 また、不正使用者の特定など手続きが少々面倒ではあるが、不正競争防止法(不正競争行為)に基づいてドメイン名使用差し止めや損害賠償請求をすることも可能だ(参考ドメイン名登録の際の注意、JPRS)。

 ただし、今回のように明らかにユーザーを誤解させるWebサイトを作るケースではなく、後から取得した組織や個人がそのドメイン名を使って悪意なく普通に商売をするのを止めさせることは難しい(仮に元のサイトのイメージとかけ離れたイメージの商品やサービスだったとしても)。ドメイン名を管理する立場にいるWebサイトの担当者は、くれぐれもそうした状態に陥らないよう日頃から注意すべきである。

中村 二郎(なかむら・じろう)
中村 二郎  日本海側にある某地方都市在住のフリーランスライター&ネットウォッチャー。京都の大学卒。大手出版社勤務など様々な職を経て現職。幅広くネットの話題や動向をウォッチしているが、最近、特に関心があるのは東アジアの安全保障分野。サイバーセキュリティと国際法に関して造けいが深い。世界中から興味ある分野の最新情報をいち早く入手すべく、元々得意な英語に加えて、最近は中国語、韓国語、ロシア語を勉強中。

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • 会員登録 ログイン
  • マイフォローとは?
nikkei BPnet 会員サービス
トピックを選ぶ!フォローする 自分のメディアを組み立てる! マイフォロー

ランキング一覧を見る

おすすめ情報【PR】

締切間近のセミナー