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オリックス宮内氏の「挑む中小企業への応援歌」ビジネス

社長を見れば「会社の実力」が分かる(1/2ページ)

義理と人情を忘れずに

2017.07.10

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 中小企業のトップがつらいのは、自分自身が社員から「丸見え」になってしまうことでしょう。仕事に限らず私生活も見えてしまいます。例えば、「うちの社長、今日は二日酔いだ」というようなことまでみんなが知っているわけです。そのため丸見えになっても、社員からは「何となく魅力的」と思ってもらえる存在にならなくてはいけません。

 だからこそ、中小企業やベンチャー企業の経営者は、リーダーシップを発揮していく上で自己をどのように啓発するかが大切な課題となります。

宮内義彦(みやうち・よしひこ)氏。オリックス シニア・チェアマン。1960年8月日綿實業株式会社(現 双日株式会社)入社。64年4月オリエント・リース株式会社(現 オリックス株式会社)入社。70年3月取締役、80年12月代表取締役社長・グループCEO 、2000年4月代表取締役会長・グループCEO 、03年6月取締役兼代表執行役会長・グループCEO、14年6月シニア・チェアマン(現任)。著書に『私の経営論』(日経BP社)

 特にオーナー経営者であればすべて自分次第です。誰かが啓発してくれたり、勉強を教えに来てくれたりということは絶対にありません。本人が必要性を感じて、能動的に動くことができるかどうか。中小企業はトップの能力以上には成長しません。トップが伸びなければ、その会社の成長も止まってしまうのです。

 ですから、トップは自らを磨いてどんどん脱皮してほしいと思います。トップが自己研さんを積んでいるかどうか、部下はよく見ています。伸びるトップの下で働くことは部下にとっても幸せなことです。

強みと弱みをしっかりと知る

 自らを脱皮させる有効な方法の一つは、自分より優秀と思う人物とできるだけ交流することです。そのためには自分の強みと弱みをしっかりと認識して、足りない部分を補ってくれる人を探すことが大切です。自分自身を分析して、足りないところを認める“賢さ”を身に付けましょう。

 私がお勧めしたいことは、勉強会への参加です。機会があれば、いろいろなところに顔を出してみてはいかがでしょうか。私自身も若い時は、多くの体験をしました。社長に就任する前から、先代の社長にさまざまな場所へ連れていってもらい、定期的に著名な経営評論家と食事をする機会を持っていました。その方は経済界に顔が広く、多くの企業経営者との人脈を持っていました。会合では末席にいましたが、その方が語る経営者の横顔や、企業の実話を聞いていることは刺激的でした。「天下の大会社の名のある社長は偉い人ばかりだろうな」。そんな思いを巡らせながら聞いていたのです。

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