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NEXT NIPPONをプレゼンする「N IDEA」ビジネス

やればいいってもんじゃない! 専門家が語るスタートアップ成功と失敗の要因(1/3ページ)

2016.10.20

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 2016年3月にスタートしたプレゼン×マッチングイベント「N IDEA(エヌ・アイデア)」。スタートアップをテーマに「ITpro EXPO 2016 in 九州」内で開催した「#2」では、事業を持続的に成長させるために何が大事か、どう行動すべきかを3人の専門家が語った。

 登壇者は、油井佑樹氏(さくらインターネット 広報宣伝室所属スタートアップ/コミュニティー担当)、増渕大輔氏(日本マイクロソフト デベロッパーエバンジェリズム統括本部エバンジェリスト)、大櫃直人氏(みずほ銀行 イノベーション企画支援部部長)の3名。そして、話を取りまとめるモデレーターとして中島賢一氏(福岡アジア都市研究所 調整係長)を迎えて、スタートアップした事業の持続的成長のカギについて、さまざまな意見が交わされた。

スタートアップの現状

 まず、スタートアップ企業とは、単に会社を興すだけではなく、イノベーション意識を持ち、急成長が見込まれる企業のことだと、モデレーター中島氏は定義づけた。このことを踏まえ、今回のN IDEA #2が開催された福岡では、スタートアップ企業への支援が積極的に行われているという。

 スタートアップの支援は、他の地域では東京などが積極的だが、やはり地方となるとなかなか進んでいないのが現状のようだ。こうした状況について、油井氏は次のように語った。

 「正直言って、スタートアップ支援に関して東京、福岡のように盛り上がっている地域は他にはちょっとないと思います。もちろんどの地方でもスタートアップ支援はあるんですが、起業家のコミュニティーがあり、行政の支援があり、大企業ともつながりがあるというような支援は、なかなか見当たりません」(油井氏)

 多くの地域でスタートアップ支援は行われてはいるが、東京、福岡のように熱が高まり、完成度の高い支援が行われている地域はまだ少ないのだ。

 一方で「ITエンジニアの目線で見ると、コミュニティーは結構あるようです」と語るのは、増渕氏だ。氏によれば、勉強会レベルの集まりは地方でも盛んだとのこと。しかし、それがスタートアップにつながるかといえば、必ずしもそうではないという。

 銀行という立場からスタートアップの現状を語ったのは、大櫃氏。

 「渋谷の支店長を3年ほどやらせていただいて、そこで200社ぐらいのベンチャー企業さんと取り引きをさせていただきました」という大櫃氏によれば、その200社のうち、どうやらうまくいっていると感じるのは2割ぐらい。そして、やはり2割ぐらいの企業がうまくいかず、会社をたたもうという状況のようだという。こうした違いはどこから生まれるのか。

 「チームでやっているところは強いと思います。ひと昔前は、スタープレーヤー、話題に上るカリスマ経営者が原動力となって会社を引っ張っていくということがありましたが、今は、優秀な経営者目線を持った複数のメンバーがチームをつくって会社を起ち上げていくというのが特徴だと思います」大櫃氏はこう語った。

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