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NEXT NIPPONをプレゼンする「N IDEA」ビジネス

モーハウス、胸が見えない「授乳服」でワーママ支援(1/2ページ)

2016.04.19

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 「18年前、生後1カ月の子どもと3歳児を連れて、茨城県から都内まで出かけていたときのことです――」と切り出したのは、モーハウス代表取締役で、子連れスタイル推進協会代表理事も務める光畑由佳氏だ。通勤電車の中で生後1カ月の乳児が泣き始めたところ、周りは「うるさいな」という表情。どうしていいか分からなくなってしまった光畑氏は、わが子を泣きやめさせるためにも、仕方なくその場で胸を開けて授乳を始めたという。

 「これほど子育ては難しいのか、ということを改めて感じた瞬間でした」(光畑氏)

授乳によって育児ストレスは本来下がるもの

 2016年3月、東京ビッグサイト(東京・江東区)で産声を上げた新しいプレゼンテーションイベント「N IDEA(エヌ・アイデア)」。N IDEA(エヌ・アイデア)は新しい発想と行動力で社会にイノベーションをもたらす人々が、それぞれの取り組みやアイデアについてプレゼンテーションし、そのアイデアを求めている人たちや支援したい人たちとマッチングするイベント。今年、全国で10回ほど開催を予定している。

 その初回イベントとなった「N IDEA #0」で、3番目に登壇したのが光畑氏。その冒頭、自らが起業するきっかけとなった、衝撃的なエピソードを話し始めたのだ。保育園問題、女性活躍推進といった子育て問題がクローズアップされているが、それだけではない。光畑氏の体験のように、社会全体で支援すべき問題はまだまだある。

 「(冒頭の経験をふまえて)だから、周りのお母さんはなかなか外に出ないのか。だから、笑顔でない子育てをしているのか。これを解決したいと思い、開発したのが、胸もおなかも見えない授乳服なんです」(光畑氏)

 モーハウスでは、大学と共同研究で授乳によって育児ストレスは本来下がるものだという実験結果を得た。家の外でも気軽に授乳できる服を作ることで、母親が社会に出ていける機会を増やし、子育てを楽しんでもらえる環境を作ろうとしている。

 実際、同社の授乳服の一般利用者が授乳中のままN IDEAの壇上に上がって、その姿を見せてくれた。母親は普通に子どもを抱きかかえたままの姿。N IDEAのプレゼンテーション中も子どもが泣き叫ぶこともなく、寝てしまうほどだった。

N IDEA#0でプレゼンテーションをしたモーハウス代表取締役の光畑由佳氏(左)と、授乳服を着た姿を見せてくれた利用者(右)
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