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NEXT NIPPONをプレゼンする「N IDEA」ビジネス

企業がプレゼン、新ビジネスを創出するオープンイノベーション(1/5ページ)

「N IDEA(エヌ・アイデア)」#8

2017.01.18

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 新たな発想で、さまざまな産業にイノベーションをもたらそうというプレゼン×マッチングイベント「N IDEA(エヌ・アイデア)」。2016年11月には大阪でオープンイノベーションをテーマに開催。大企業、スタートアップ、大学のそれぞれの立場からのプレゼンテーションの場に、在阪の大手企業担当者を中心に多くの聴講者が集まり、オープンイノベーションへの関心の高まりを見せた。

N IDEA、オープンイノベーションの会場風景
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未来を共創する~富士ゼロックスの取り組み

 基調講演には、富士ゼロックスで共創エバンジェリストを務める馬場基文氏が登壇した。同社は、「共創による外の知の活用」をテーマにオープンイノベーションに積極的に取り組んでいるという。

 オープンイノベーションには、「集める(価値発見/アイデア創発)」「磨く(顧客価値検証/事業性検証)」「創る(戦略整合/技術開発/商品化)」の3つのプロセスがあると馬場氏は語る。今回の講演で馬場氏が紹介したのが最初の「集める」プロセスだ。このプロセスでは、新価値創造の基となるアイデアの量や質の確保が課題となる。また、そのなかから優れたアイデアをコンセプト化し、顧客価値の向上につなげることが求められる。

 「富士ゼロックスでは、『Wemake』という共創プラットフォームを活用し、クリエイター、デザイナーだけでなく、生活者も交えたユーザー参加型のコンセプトづくりに取り組みました」(馬場氏)

 その結果、ユーザー視点による大量の優れたコンセプト・アイデアや、それに対する評価が集まり、ユーザーによるコミュニティも形成されたという。

富士ゼロックスの馬場基文氏

 このプロジェクトに対しては社内外から賛否両論が巻き起こったそうだが、馬場氏は「賛否両論がなければイノベーションは起こせません」と強調する。むしろ「賛が3割、否が7割くらいのほうがイノベーションが起こる」と続けた。

 未来を共創する今後の取り組みについて馬場氏は、「ぶれない軸づくりとビジョンの土台形成が最も重要です。そして、変化を時間軸でとらえ、未来の変化を見える化しなければなりません」とも。つまり、創りたい未来像をイメージし、外部との共創をどのように進めるかを定めることが共創イノベーションには必要というわけだ。

 「ぶれない軸づくりにおいて、たとえば富士ゼロックスの場合は日本再興に貢献する価値提供、ビジネス創出視点からの共創ということをコンセプトとしています」(馬場氏)

 共創による外の知の活用は、どの企業にとっても未知数であり、Try & Learnが何よりも大事だと、馬場氏は締めくくった。

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