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トランプ大統領誕生で、米国はローマ帝国と同じ道を歩む(5/7ページ)

2016.11.16

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もし公約を守ったならば

 では、もし仮に、本当にトランプ氏が「公約」を次々と実行に移したとしたらどうなるでしょうか。彼の公約を突きつめて言えば、「排外主義」「小アメリカ主義」「孤立主義」です。つまり、これまでのイケイケドンドンの「攻め」の姿勢から、自分の殻に閉じこもる「守り」の態勢に入ろうというわけです。

 しかし、これは“破滅への道”まっしぐらです。アメリカ合衆国は、現在の人々が「ついこの間まで世界に覇を唱えていたあのアメリカが!?」と我が目を疑うほど急速に衰亡、解体していくことでしょう。

 なんとなれば。「攻めの姿勢で栄華を誇った組織(国家)」というものは、その「攻め」の状態で最も力が発揮できるように長年にわたって組織づくりが行われるものだからです。

 したがって、攻めている間は組織の長所がいかんなく発揮されるため、はたから見ている分には、その組織(国家)は付け入るスキもないほど強大に見えます。20世紀、アメリカの覇権が絶対的だったのはそこにあります。

 しかし、そうした組織がひとたび「守り」に入ると、それまでうまく機能していた組織がたちまち軋みの悲鳴をあげ、あとはあれよあれよ、アッという間に崩壊していくことになるのです。

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