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「不倫辞職議員」は、参政権の重みがわかってない(1/6ページ)

2016.03.09

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衆議院議員・宮崎謙介氏 、育休宣言!

 2015年12月、宮崎謙介前衆議院議員が「育休」を宣言したということで、話題になりました。その後、宮崎氏の妻が切迫早産のために緊急入院していた、そのさ中に不倫密会していたことが報じられるや、集中砲火を受け、アッという間に議員辞職に追い込まれた( 2016年2月16日)ことはまだ記憶に新しいところ。

 しかし、前回のコラム(「贈収賄は政治の潤滑油? 甘利氏の金銭授受問題」)で書いたように、政治家に「徳」などなくてもかまいません。政治家の故秦野章氏自身も、「政治家に徳目を求めるのは、八百屋で魚をくれというのに等しい」と言っているくらいです。

 不倫ごとき “家庭内の問題”でいちいち議員辞職なんかさせていたら、国会は閑散となってしまうことでしょう。事実、不倫を理由とした議員辞職は今回が「憲政史上初」のことです。

 ではなぜ、彼がそこまで追い込まれたかと言えば、やはり「育休」の問題が大きいでしょう。タレントのベッキーが「優等生キャラ」を装ったことの反動から集中砲火をくらったのと同じように、育休を宣言して「マイホームパパ」を“装った”反動のためです。

 宮崎氏が「育休宣言」で話題を呼んだとき、賛否両論が沸き起こりましたが、筆者はこれに眉をひそめていました。

魚の目に水見えず、人の目に空見えず

(写真:Skylight / PIXTA)

 人はあまりにも当たり前になってしまうと、その重要性を意識できなくなるものです。私たちの社会では“当たり前”のようになってしまった参政権も、その重要性や意義をすっかり忘れてしまっている人は多い。「参政権」は、ほんのすこし前まで当たり前でもなんでもなく、現在のような権利を手に入れるまでに、どれほどの時間と血が流れたかしれません。

 参政権の重要性と意義について、再確認するため、歴史を振り返ってみましょう。

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