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最新論文で読み解く「医療とカラダ」の新事実医療

救急ドローンでAEDを現場に直送、到着時間は救急車の4分の1に(1/2ページ)

2017.06.20

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ストックホルムでの予備実験

 街角で近くの人が急に倒れ、触れてみたら脈がない。救急車を呼んで心臓マッサージをしていたら、数分とたたないうちにAED(自動体外式除細動器)を積んだドローンが飛んできた。すぐにそのAEDを使っていたら、まもなく救急車が到着、後を引き継いでくれた。幸い、倒れた人も後遺症が残らずに一命を取り留めたようだ――。

(写真:PIXTA)

 こんな未来がすぐそこまで来ている。ストックホルムで行われた予備実験では、ドローンが救急車の4分の1の時間で到着できたという。スウェーデン・カロリンスカ医科大学蘇生科学センターのアンドレアス・クレッソン氏らの研究成果で、米国医学会誌2017年6月13日号に掲載された。

 研究者たちが実験を行ったのは、ストックホルムの北東約70kmに位置するノルテリエ市。人口約1万7000人の港町で別荘が多く、リゾート地として知られる。夏に人口が激増すること、救急車到着時間が遅いことなどの課題があることから研究地として選ばれた。

 実験は、実際の救急車出動記録をもとに行われた。2006年から2014年の間に、ある消防署から半径10km以内で発生し、救急車出動が要請された心停止の18例について、2016年10月に3日間かけてAED搭載ドローンの出動実験を実施した。

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