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都議 塩村あやかが見た「政治のリアル」ビジネス

【最終回】東京都の展望と日本の未来(1/6ページ)

2016.12.22

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東京スパイラル

 「都議 塩村あやかが見た『政治のリアル』」というタイトルで、これまで東京都が抱えている問題や政治の裏側についてお話してきました。そこで、最終回となる今回は、日本の抱えている問題について取り上げます。

塩村あやか都議
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 いま、日本は2020年の東京五輪以外での明るい話題というものが見つからず(それすら疑問の声があがっていますが)、日本は発想の転換をしていかないと東京に全てが集中をしている状況を断ち切れないのではないでしょうか。出生率が1.17と全国一低い東京に全国から若者が集中をしてしまえば、少子化に拍車がかかってしまいます。東京は若者にとって職を得やすいなど、人が全国から集まってきますが、土地や家賃の高さ、仕事の忙しさ、長時間通勤など子供を持つことについては地方都市よりも躊躇する要因が多くあります。さらに、近年の格差の拡大で非正規雇用者が増加していることも拍車をかけています。

 都議会議員の私が言うのもおかしな話ですが、地方から上京をした人が東京に定住をしてしまうのではなく、故郷に戻ったり自然や住環境のいい地方に移住をしたりという選択肢が広がれば東京一極集中のマイナスのスパイラルが止まるはずです。一方で当然のことながら、それを実現しようと思えば職の問題もあります。行政で施策を打つことが大前提ですが、私の周りでは地元の特産物を全国展開し故郷で暮らしている知人も多くいますし、今後はテレワークも進み地方で仕事をし、必要のある時だけ上京をするという選択をするという人や会社も増えるはずです。

 東京で暮らすことが「豊か」か否か。まずはここから考えてみてはどうでしょうか。これまでは意識の高いロハスな人が選択する印象の「仕事は東京、住まいは地方」「仕事は東京でするけど、職場は地方、住まいも地方」という属性の人たちが今後は増えていくはずで、これは日本を元気にする一つの重要なポイント。仕事があり、自然や住環境のいい地方を選択できる施策を行政は力強く推進すべきです。

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