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都議 塩村あやかが見た「政治のリアル」ビジネス

「セクハラやじ」でも痛感! 女性活躍と子育て支援の課題(3/6ページ)

2016.12.08

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女性活躍において一番の問題は非正規雇用

 何より、女性活躍において一番の問題は非正規雇用。というのも、社会に出るときに女性の方が圧倒的多数で非正規雇用になっているのをみなさんご存知ですか? 男性の2倍です。また、女性にとって、総合職は占める割合が2割で大変に倍率が高い状態です。それだけではなく、一般職もなぜか女性が23倍で男性が11倍と倍率が高く、女性は非正規雇用に転がって行ってしまうという仕組みになっているのです。大卒女性の非正規雇用は男性の2倍です。(すべて東京都女性白書調査)

放送作家としてキャリアを磨いたラジオ局にて
吉田照美さんの番組に先日出演したときの記念写真。
[画像のクリックで拡大表示]

 私自身も放送作家時代には非正規雇用の壁にぶつかったことが多々あります。まず収入が不安定なので、生活が安定しないことが挙げられます。それが原因で、一生懸命がんばりすぎてしまうため、プライベートより仕事重視になりがち。結果的に仕事だけの人生になってしまう可能性も高く、子どもを持つことに関しても、ハードルが高くなってしまうのです。

 そして、たとえ結婚して子供を持ったとしても、東京には待機児童の問題があります。特に、フリーランスだとポイントが足りず、正社員の人たちに比べると待機になりやすいのが現状です。フリーランスの方が生活は安定していないにも関わらず、正社員の方がどんどん優遇されていくという非正規雇用の人たちのデメリットは、ずっと見過ごされてきているのです。

 そのために、まず変えなければならないのは税制なのではないでしょうか。たとえば、フリーランスで働きながら子供がいた場合、打ち合わせの駐車場代は経費で出るのに、打ち合わせに行ったときのベビーシッター代はどうして出ないのか。もし、(涙ぐましい「保活」で)保育所に預けたら保育定員を1つ埋めてしまうわけですが、フリーランスは毎日預けなくてもいいため、もしも、イギリスのように一部シッター代が税額控除をされれば、無理やりポイントを積んで預けるよりは、本当に必要な人にその枠が回るわけです。

 そうすれば待機児童の解消にもつながりますが、そういう発想がいまの政治家にはありません。というのも、フリーランスや非正規雇用で働いてきた人の代表が政治家にはいないからです。都議会を見ても40~50代の各会派幹事長クラスの幹部の多くは恵まれて育った人が多いので、こうした非正規の女性のリアルな声が届きません。だからこそ、私はそういう意見を届けたいと思い、日々の議会活動をしています。

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