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“宮崎駿”もAI化できる!? ディープラーニングで「人間の知能」に迫る(4/8ページ)

中島秀之(東京大学 特任教授)×川上量生(ドワンゴ会長) Part.2

2016.12.12

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“宮崎駿”もAI化できる

――川上さんは、今、スタジオジブリの鈴木さんのところに弟子入りされていますが、AIでクリエイティブな作品がつくれる可能性はあると思いますか。

川上:考え事が好きなので、いろいろ想像はするんですよ。自分でやるとかは、とりあえず抜きにして、ジブリに行って、話を聞いた経験で、僕は「クリエイティブというのはAIでもできる」という確信を持ちました。

中島:ほぉ。

川上:最終的にはそうなるだろうっていう。「クリエーターの人が実際に何をやっているのか」という過程について、いろいろ話を聞いて「だいたい、こういうモデルでやっているんだな」というのが僕のなかで理解できたんです。モデルができるということは、確実に、人工知能にもやれるなって。

――では、“宮崎駿”もAI化できるのでしょうか。

川上:できます。

――できるんですか!?

川上:いやいや、できるっていうか……あの、原理的にはね(笑)。実際、本当にAI化しようとすると、たとえば、“宮崎駿”の筆のタッチを実現しようとするだけでも、それをどういうふうにソフトウエア的にやるのか、もしくは、ハードウエア的に筆を動かすロボットをつくるのか、とか、相当ハードルが高い。

中島:なんか、筆の方はできそうな気がする(笑)。だって、筆で動かさなくても、ドットパターンで再現すればいいわけでしょ?

川上:え……そうそう……まぁ、でも、大変ですよ。僕の感覚的には、そっちの方が難しいですよね。

中島:形っていうんでしょうか。要するに、味とかが難しいのは、その裏に隠れている感応みたいなものが直接、見えないからです。だから、難しいと思ったんですけど、絵とかは、見えているものがすべてでしょ?

川上:はい。

中島:そういう意味では、学習システムに、きれいに乗る気がするんですよね。

川上:なるほど。

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