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駆け出しエンジェル投資家・山本真司の起業家発掘日誌ビジネス

第5回 投資テーマは、次世代のための「医食住」(1/5ページ)

2015.11.04

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 投資会社を作るという選択肢以外に、個人として友人の会社に手持ちの資金を投資することもあると思う。私も、以前から友人の創業した会社に投資してきた。リスク・マネジメント・コンサルティング会社、モバイル・金融関連会社、オペレーション分野に特徴のある戦略コンサルティング会社などに、個人として投資をしてきた。同業に買収されてエクジット(投資資金回収)した会社もあれば、高配当でびっくりした会社もある。必要に応じて、経営のアドバイスをしたりすることもあった。クラウド・ファンディングで投資したことも複数案件ある。

 それでは、こうした個人による投資と、今回、私が、パッション・アンド・エナジー・パートナーズ株式会社で始めたビジネスとはなにが違うか? 一言で言うと、「投資テーマ(Investment Thesis)」の有無である。

個人投資は受動的な投資

 個人投資の場合は、行き当たりばったりというか、友人から起業したいという相談を受けて、話をしているうちに「いいな」という感覚を持ち、お願いされて、あるいは、お願いして出資するのが普通のパターンだ。こちらから積極的に案件を探したりすることはない。いわば、受動的(Reactive)な投資行動だ。

パッション・アンド・エナジー・パートナーズ株式会社代表取締役・山本真司氏(写真撮影:加藤康、以下同)

 また、お金の支援だけでなく、知り合いの企業や企業家を紹介したり、経営のアドバイスなどもしたりするが、事業成功のために、経営に深く関与する(ハンズオン)ことは少ない。若干第三者的で、金額も小さい出資が多い。

 振り返ってみると、こうした投資は、今まで築いた自分の資産を活用するのが目的になっている。もっとハンズオンで事業に貢献したいし、もっとリスクマネーを出したいけど、そういう気持ちにはなかなかなれない。そこまでの貢献ができないと、自然のうちに感じているからだろう。結果として案件も出会い頭で、出資領域も散漫になる。自分の過去の人脈しかルートもないし、何か、偶然性に支配された極めて受動的なモデルだ。

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